毎週、ECHO紙はリヴァプールファンの見解を調査している。今回は『Make Us Dream: the Story of Liverpool’s 2013-14 Season』の共著者であるニール・アトキンソンにアストン・ヴィラ戦、ルドゴレツ戦、今週末のウエスト・ハム戦について話を聞いた。
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レッズはスティーブン・ジェラードの終了間際のPKでチャンピオンズリーグの初戦を白星スタートで飾ったけど、そのパフォーマンスをどう見ました?
リヴァプールはもどかしかったね。やろうとしていることに対してかなりスムーズさが欠けていたよ。新戦力がたくさんいるのは分かるけど、早く改善する必要があるね。シーズンの入りは昨シーズンに比べてだいぶ重たいよ。でも、昨シーズンの5試合目は2-2でスウォンジーに引き分け、その試合のリヴァプールは重々しい感じだったんだ。シーズンのこの段階ではただ勝ちを積み重ねることが必要だね。
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マリオ・バロテッリがルドゴレツ戦でLFCでの初ゴールを決めました。彼のプレーをどう見ていますか?そして彼は今シーズンのリヴァプールにとってどれだけ重要だと思いますか?
彼のゴールに対するリアクションはよく分かったよ。僕らが過去に見ていた不自然な無関心なものではなかったね。彼はあの試合でハードワークしていたし、観客の視線を常に集めていたんだ。例えばプレスをする時に他のリヴァプールの選手たちほどスムーズにいってなくてもね。彼は美しいゴールを決めたし、それは明らかに彼の存在感を大きく示すものだったよ。彼は本当に良いよ。素晴らしい才能がある選手で、まだより良くなろうと努力している。彼には周りの力も必要だよ。彼はスターリング、スタリッジやスアレスのように自分ひとりで行くタイプではないね。
なのでバロテッリは彼自身とリヴァプールのために、ピッチにいるときは最も重要性の少ないアタッカーでいる必要があるね。彼は過去のバロテッリではなく、全力でプレーしなければならない。スタリッジを攻撃の先頭に立たせよう。彼はその準備が出来ているよ。ヘンダーソンは副キャプテンになった。スターリングは際立ってエキサイティングな活躍を見せている。もしバロテッリが今シーズンの最も重要な3選手になるようなら、多くのことが上手くいくか、とても悪い方向にいくかのどちらかだね。
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先週土曜に話を戻し、レッズは何故アンフィールドでアストン・ヴィラ相手に苦戦したと思いますか?
多くの理由があるけど、一つはアストン・ヴィラが上手くやったことだね。彼らは洗練されていたし、リヴァプールが解けない質問を次々と与えていった感じだよ。彼らはまた早い時間に点を取って、それはどちらのチームも守備に重点を置いている中だった。また、ヴィラはリヴァプールの最終ラインがボールを持つとイキイキしたんだ。興味深いのはモレーノは特に攻撃面で脅威になってたけど、何度も彼はサイドからボールを放り込んでいたね。マンキージョも逆のサイドで同じような感じだった。昨シーズン、いくつかの理由からリヴァプールの最終ラインは起点になって、クロスを放り込むより中に入り込んで行っていた。クロスはヴィラやルドゴレツには好都合だったんだ。パスを繋いで進入するスタイルよりもむしろリヴァプール相手の空中戦に対処したほうが良いだろうね。
私が言ったスムーズさの欠如と、バロテッリの近くにヘルプが必要という点の両方の重要な部分はコウチーニョが占めていた。ルドゴレツ戦と同様にヴィラ戦の彼はスムーズにプレーできなかったし、ルドゴレツ戦とは違いヴィラ戦では重要な攻撃のポジションでプレーしていたんだ。彼は中盤と前線を繋ぐことは出来なかったね。
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ヴィラ戦とルドゴレツ戦でリヴァプールは守備面で何度も肝を冷やしましたが、今度のウエスト・ハム戦でも同じことが起きますか?スタリッジ抜き(もちろんスアレスも)で彼らはどれだけ上手くやれると思いますか?
リヴァプールはもちろんウエスト・ハムを負かす準備をするでしょうが、ウエスト・ハムは大勢で守り、ダイレクトにリヴァプールに向かってくるでしょう。我々はこれを昨シーズン、リヴァプールがアウェーで勝利した試合で見ているんだ。同じようなことが今度の試合でも必要になると思うよ。彼らはバロテッリを苛つかせるでしょう。むしろ私は彼らがそれをやらなければがっかりするでしょうね。
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もしあなたがブレンダン・ロジャースだったら、今度のウエスト・ハム戦はどのようなメンバーを組みますか?
無意識に考えると、私はこれまで何が出来るかを見てきたリーグ戦からダイヤモンドと判断を誤ってしまうでしょう。中盤にはベストな選手を選び、スターリングはバロテッリと組んでヘンダーソンを助けさせます。ボリーニはルドゴレツ戦で意欲を見せたし、私は彼をマルコヴィッチより優先して使い、途中ランバートに代えるまでの1時間バロテッリのパートナーにしますね。きっとこれは理想的ではないですけどね。
コウチーニョはこの試合はベンチです。バックの5人は変更なし。それは彼らが完璧だからではなく、シュクルテルを急がせたくないからなんだ。ジェラード、ヘンダーソン、ララーナ、スターリング、ボリーニ、バロテッリ。もしララーナでは攻撃に寄り過ぎてると言われても私はそう思わないね。彼は狭いところでのボールの扱いが上手いですし、ウエスト・ハムは確実にリヴァプールを狭いところで追い込んでくるでしょう。その場合、私は控えにコウチーニョより優先してルーカスを選ぶね。そして、もしアレンが戻れたら二人のブラジル人より優先度が上がるね。
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ウエスト・ハム戦の結果はどう予想しますか?
ウエスト・ハム 1 – 3 リヴァプール。
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とにかく今は結果を積み上げていってほしいですね。僕も今度のウエスト・ハム戦はボリーニが先発したら面白いんじゃないかと密かに思っています。
YNWA!!
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はじめまして。
いつも記事を拝見しております。
今シーズンはダイヤモンド、2トップにシステム変更するまで攻撃面がチグハグな感じがして、なかなか落ち着いて見れる試合が少ないですが、とりあえずハマーズ戦は結果を出してほしいですね。
もしお時間がありましたら、数日前にecho紙に出ていたアンフィールドの再建の進捗についての記事を翻訳して頂けるとありがたいです。自分なりに訳してもよく分からなかったので・・・。
これからも更新を楽しみにしています。
>YAMさん
コメントありがとうございます!
今シーズンは2トップの方が結果出てるけど、あえてロジャースは他をチャレンジしているように思えますよね。しばらくは結果優先で行ってほしい気もしますが・・・。
echo紙のアンフィールドの記事、僕も気になっていたので今度チャレンジしてみます!