「ユルゲン・クロップ監督のリバプール初戦を現地新聞各紙はどう伝えたのか」

Spurs 0 0 Liverpool FC   Match day saw Klopp get serious    what the papers say about Klopp debut   Liverpool Echo

リバプールのユルゲン・クロップ新監督がホワイト・ハート・レーンでスパーズ相手にどう戦ったのか、新聞各紙はこう伝えている。

 

試合の翌日である日曜日の新聞各紙はユルゲン・クロップがアンフィールドでの成功を期待できるとの見解であふれていた。

 

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タイムズ(ジョナサン・ノークロフト)

 

「記者会見での笑顔から9日経って、試合当日のクロップはシリアスに見えた。セルフィーも無し、仕事の時間だ。そしてどのリバプールの選手に出番が回ってくるのか。ブレンダン・ロジャースの元でモチベーション低く機能不全となっていたチームは活発で1時間に100マイルを走るチームに変わっていた。」

 

「しかしクロップにもまだすべき事はある。彼らの努力にも関わらず、リバプールはトットナムに対して全てが優れていたわけではない。プレスは好印象だ。リバプールのレベルが常に驚異的なものだったとしたら、マウリシオ・ポチェッティーノ監督のスパーズは90分ひどいものだっただろう。ボールを奪い、失い、また奪い、ノンストップだ。まるで蟻の群れが丸い食べ物に群がっているようだった。」

 

「クロップ監督はかつて、彼の代名詞となっているゲーゲンプレッシングについて、「最高の戦略」と語っていた。しかし、リバプールの一番のチャンスは早い時間でのセットプレーで、彼らが辛うじて作り出したものだった。」

 

「スパーズの方が技術力が優れていた。クリスティアン・エリクセンはおとなしい立ち上がりのスパーズにおいて、再活性したリバプールのディフェンスへ鋭いパスを通し、チームを牽引していた。ハリー・ケインはゴールこそ決められなかったが、もう一人の傑出した選手だった。」

 

「これは当然のことだが、彼はディボック・オリギを超越していた。彼はこのレベルで初めてスタートから出場した。まだ20歳の彼は時々彼のペースでスパーズを引き伸ばして崩していたが、彼はポゼッションできず、リバプールの攻撃において決定的なシーンを作ることはできなかった。クロップのドルトムント時代のキープレイヤーはロベルト・レバンドフスキだったが、彼はダニエル・スタリッジと共に9番の仕事ができるだろう。」

 

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テレグラフ(ポール・ヘイワード)

 

「2年前リバプールはホワイト・ハート・レーンで5-0と勝利し、スパーズの雄鶏の羽を引き裂き、ブレンダン・ロジャースのチームをプレミアリーグで2位まで押し上げた。リバプールのプレイはその時も強烈で、今は「電光石火の動き」と呼ばれるが、当時はラヒーム・スターリングやルイス・スアレスといった優れたゴールスコアラーがいた。」

 

「ユルゲン・クロップがやってきてリバプールは熱を取り戻した。彼らは相手を高い位置で追い詰め、全てのエネルギーを出し切る。これはフットボールのスタイルの再発明ではなく、クロップもそう言っている。個々の能力に頼ることを除去し、一つの法則が存在する。選手たちのレベルが決定的なものに達した時、チームはスアレス、スターリング、ダニエル・スタリッジがあと一歩まで迫ったタイトルを獲得するだろう。クロップ体制の現状のメンバーは、特にスタリッジ、クリスティアン・ベンテケ、ダニー・イングスを欠いてはその水準よりははるかに下である。」

 

「しかしながらクロップにとって良いスタートになったのは、プレミアリーグの強豪相手にクリーンシートを達成できたことである」

 

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デイリー・ミラー(アンディ・ダン)

 

「一つクリアなのは、ブレンダン・ロジャースは去らなければならなかったということだ。リバプールのオーナーは正しいことをした。」

 

「監督交代は残忍な真実を暴く。そしてそのプレミアリーグに参戦したクロップによって暴かれた真実は、選手たちはロジャースの元では最高の熱意やコミットメントを失っていたということだ。なぜならば、それはまさにクロップが引き出した熱い奮闘であり、これまでは十分ではなかった。」

 

「どのチームでも監督が変われば毎回反射作用は起きる。しかし、もし今のリバプールの半信半疑なチームが肉体的に毎試合適用できる驚くべきレベルに到達すれば、失敗するとしたら理由は、傑出したタレントの不足ということだろう。」

 

「ダニエル・スタリッジの再度の離脱、彼の故障しやすさはクラブやイングランド代表の懸念であり、これでは光沢のない艶がないチームだ。狂った稼働率は予想されており、それは十分起こりえる。ホワイト・ハート・レーンでは多くのハードワークがあったが、クロップにとってはまだ始まったばかりである。」

 

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 デイリー・メール(オリヴァー・ホルト)

 

「ロンドンでクロップが得た結果はわずかだった。彼はここ数日救世主のように扱われていたが、その救世主と0-0のスコアレスドローの結果は一緒にして考えてはいけない。」

 

「それでも、マージーサイドからやってきたリバプールのファン達は開放感を味わっていた。ほとんどのファンはブレンダン・ロジャースへの信頼を失い、新しい監督就任と彼が約束する新しいスタートに大声を上げた。ほとんどのファン達は巧みに感情的なバナーを掲げはしなかったが、彼らは失望することもなかった。クロップはケニー・ダルグリッシュやラファ・ベニテスらほどの誇大な称賛を受けはしなかったが、試合終了のホイッスルが鳴った時、ホワイト・ハート・レーンのリバプールサポーター達は「マイ・ヒーロー、マイ・フレンド」と書かれたフラッグを掲げた。」

 

「大きな拍手が勝てなかった男に送られたが、クロップは選手たちとだけではなく、サポーター達とも一緒にチームを作っていくという高い評価を得た。」

 

「有望なスタートとなった。リバプールはエネルギッシュにプレイし、プレスも効いていた。相手を苦しめ、タックルをして厳しく競っていたルーカスとエムレ・ジャンらはベストプレイヤーだった。リバプールはボールの無いところで素晴らしかったが、ボールを扱うところではクロップもまだまだと認めている。」

 

 

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当然課題はまだまだありますが、チームにエネルギーが戻ってきたのが一番大きく、期待が持てるところかなと思います。

 

とりあえずもう少し怪我人が帰ってきて、またどう変化していくのかウォッチしていきたいですね。

 

YNWA!

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