まさかのボーンマス戦から中2日でのストーク・シティー戦。アウェイゲームです。
コウチーニョの体調不良やらフィルミーノの疲労蓄積などもあり、先発メンバーは思い切って変化を付けてきました。若いウッドバーンとアーノルドがスタメンで登場。ディフェンスラインも3バックとなっています。クロップ監督もだいぶ思い切ってきたなぁという印象です。そして、そんな中でも作ってもらえないモレーノとスタリッジの信用されてなさが浮き彫りになった気がします。
試合は、いきなり先制されたかと思いきやオフサイドで助かる危なっかしいスタートで始まりました。リバプールは、急造システムらしく連携がチグハグな場面も多く、思ったように攻められない序盤が続きます。アーノルドの右サイドが狙われてましたね。
なかなか押されっぱなしの展開が続きます。。
そして、44分には右サイドの突破から先制点を許してしまいます。ここまで散々チャンスを与えてきたので、ようやく決められたという感じでもありました。
恐ろしく退屈な前半でした。リバプールはシュートわずかに二本、枠内シュートは0でした。
しかしさすがに、ハーフタイムでクロップ監督も動いてきました。フィルミーノとコウチーニョのダブル投入です。
案の定、二人のブラジル人コンビが入ったリバプールは勢いを取り戻し、パスも回るようになり、チャンスを作ります。
それでもなかなか決め切れない展開が続きますが、転機は後半68分のオリギからスタリッジへの交代でした。
その2分後の70分にコウチーニョが決めます。ジャンが意表を突くパスをセンターに流し、こぼれたボールを得意の位置からコウチーニョがシュート!
そしてそのさらに2分後の72分、センターライン手前で受けたワイナルドゥムがロングパスに抜け出したフィルミーノが遠目からスーパーシュートを決めてリバプール逆転!
後半から交代で入った2人がそれぞれ決めて逆転しちゃいました。
その後は、ミニョレのスーパーセーブもあり、なんとか最後まで逃げ切って勝利。見事な逆転劇でした。マネがいなくても勝てたのが大きいですね。
クロップ監督は若手起用の一か八かの賭けに出て、完全に分が悪くなり負けが見えたハーフタイムで立て直して、大きな賭けに勝ちました。スターティングメンバーの起用、ハーフタイムでの2枚替え、最後のスタリッジ投入のタイミング、全てクロップ自身がチョイスした事であり、彼が書いたシナリオ通りの結果だったのかもしれません。だとすると、勝点3を得た上で、若手に経験を積ますことも出来ましたし、今の彼らの立ち位置の把握と、チーム全体に刺激を与えることができました。とても大きな賭けでしたが、得たものも大きかったですね。
なかなかメンバーが揃わないリバプールですが、ここから先は全て1週間空く日程となりますし、今回のようにうまくやりくりして勝点3を積み重ねていってほしいですね。(危なっかしいのは嫌ですが・・・)
YNWA!!
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