「リバプールの奇跡の3月を振り返る」

140401_How Liverpool FC helped make it a record breaking month for Merseyside   Liverpool Echo

 

ECHO紙はリヴァプールが首位に返り咲いた一ヶ月を振り返った。

 

これは間違いではない。3月はマージーサイドにとって記録破りの月だった。史上初、リヴァプールとエヴァートンが月内の全リーグ戦全10試合で勝利した。

しかし、リヴァプールはその中でどうだったのか。ここではリヴァプールの奇跡の3月を振り返る。

 

3月1日

サウサンプトン 0 – 3 リヴァプール(スアレス、スターリング、ジェラード)

 

ジェームズ・ピアース(※ECHO紙の看板記者):
「監督と選手たちは期待が起きないようにと注意していたが、今夜のサポーターたちは期待を抱かずにはいられなかった。ここ数週間は静かな囁きだったが、喜びに満ちた3,100人の力強いサポーターたちはサウスコーストから世界に叫ぼうと決めたのだった。」

 

ブレンダン・ロジャース:
「選手たちは素晴らしく、戦術的だったと思います。今週の我々は4-4-2でプレーしていました。相手にしているのが優れたチームだと分かっていたので、我々のパフォーマンスも傑出したものになるのです。5点か6点は決められそうでした。本当に著しいパフォーマンスでしたね。」

 

勝利のポイント:
ダイヤモンド型の中盤がセインツを困惑させた。ジョーダン・ヘンダーソンとジョー・アレンはホームチームのフルバックにプレスをかけ、ミッドフィールドのスペースを潰した。スティーブン・ジェラードがダイヤモンドの底となり、フィリペ・コウチーニョが先端で、リヴァプールはコンパクトでいてクリエイティブでもあった。ラヒーム・スターリングは完璧なタイミングで交代出場した。

 

重要なデータ:
リヴァプールがサウサンプトンに勝利したのは2003年以来のことだった。

 

マン・オブ・ザ・マッチ: ルイス・スアレス

 

3月16日

マンチェースター・ユナイテッド 0 – 3 リヴァプール(ジェラード 2、スアレス)

 

ジェームズ・ピアース:
「マンチェースター・ユナイテッドを彼らのホームで屈辱的に倒すことで、ブレンダン・ロジャースのチームはプレミアリーグ制覇の真剣な候補者であると証明した。一つがっかりしているのは、スコアがこの試合におけるリヴァプールの総合的な支配を適切に表しきれていないということだ。」

 

ブレンダン・ロジャース:
「我々がゲームを支配できるということは分かっていました。我々はマンチェスター・ユナイテッドをチームとして敬意を払っていたが、私たちは自信を持っていましたし、その結果が得られると信じていました。それは選手たちがどれだけ良くやっているかの証明です。」

 

勝利のポイント:
別の大きな戦術がロジャースに勝利をもたらした。彼は中盤を微調整し、コウチーニョとスターリングをダイヤモンドの先端で入れ替えた。そして若い英国人ウィンガー、ジョン・フラナガンもユナイテッドのサイドを切り裂いた。ルイス・スアレスとダニエル・スタリッジは暴れ回り、ユナイテッドのディフェンスの大きな穴を見つけてさらけ出した。また、リヴァプールは試合開始からアグレッシブにプレスをかけ、ホームチームを混乱させた。

 

重要なデータ:
ユナイテッドは試合を通じて枠内シュートが1本であった。

 

マン・オブ・ザ・マッチ: スティーブン・ジェラード

 

3月22日

カーディフ・シティー 3 – 6 リヴァプール(スアレス 3、シュクルテル 2、スタリッジ)

 

ジェームズ・ピアース:
「ドレッシングルームとスタンドで成長した信念によって立ち直したリヴァプールはこれからの長期戦を闘い、今シーズンを特別な順位で終えることになるかもしれない。」

 

ブレンダン・ロジャース:
「ゲームを立て直した精神力は我々がこの18ヶ月でいかに成長したかということです。そして試合を取り戻すことが出来るという自信がありました。我々の想像力と創造性をみれば、観衆が常に我々が他のチームの半分の時間で点が取れてしまうと感じていると思いますよ。チームのフットボーラーとテクニシャンがゲームを切り開くことが出来るのです」

 

勝利のポイント:
この試合は昔ながらの打ち合いで良かった。不注意な守備がカーディフに先制を許したが、リヴァプールは驚異的な攻撃を見せつけた。

 

重要なデータ:
リヴァプールはカーディフの倍以上となる650本のパスを送った。

 

マン・オブ・ザ・マッチ: ルイス・スアレス

 

3月26日

リヴァプール 2 – 1 サンダーランド(ジェラード、スタリッジ)

 

ジェームズ・ピアース:
「輝かしい威厳を持った勝利が癖付いてきたが、リヴァプールは僅差でもたつく結果となってしまった。ここ数週間でサポーターが楽しんだ「優美な動き」とは別世界であったが、勝利が何よりである。」

 

ブレンダン・ロジャース:
「常に難しい試合になるものです。サンダーランドは3-5-2で臨んできて、多くスペースを与えないようにしていました。これは我々にとってとても大きな3ポイントで、素晴らしい勝利ですよ。」

 

勝利のポイント:
点が多く入らない夜では、忍耐がリヴァプールにとって重要である。サンダーランドはゴール前を固めたので、リヴァプールは最近の大量得点を再現することはできなかった。ハーフタイム直前のジェラードのフリーキックが神経を楽にさせる突破口となった。キャプテンはこの難しいナイトゲームにおいてベストであった。

 

重要なデータ:
スタリッジはシーズン20ゴールを記録。これでSASはロジャー・ハントとイアン・セントジョンの63-64シーズン以来となる、それぞれ20ゴール以上を決めたコンビとなった。

 

マン・オブ・ザ・マッチ: スティーブン・ジェラード

 

3月30日

リヴァプール 4 – 0 トットナム(カブール<og>、スアレス、コウチーニョ、ヘンダーソン)

 

ジェームズ・ピアース:
「リヴァプールは既に今シーズンの全ての期待を超えている。チャンピオンズリーグ出場権争いは事実上終わっており、彼らの今季のメインターゲットは手に入れている。しかし今はチャンスが訪れ、リヴァプールはクオリティーと粘り強さはタイトルを掴む位置にいることを示している」

 

ブレンダン・ロジャース:
「我々はボールを支配し、自信を持ってプレーしました。これは我々のスタイルです。今日の我々は全ての側面を見せました。チームとしてボールにプレスを掛けて戦いました。私はこのチームをとても誇りに思っていますよ。」

 

勝利のポイント:
ロジャースは中盤のダイアモンド型を止め、スターリングがスタリッジとスアレスをサポートする4-3-3のフォーメーションに変更した。これでリヴァプールはよりワイドにプレーをし、グレン・ジョンソンによる右サイドの突破がカブールのオウンゴールを誘い、早い時間に点を上げることができた。レフトバックのジョン・”スカウス・カフー”・フラナガンもまたリヴァプールの安定したパフォーマンスの中でアシストを記録した。

 

重要なデータ:
リヴァプールはプレミアリーグの歴史上、1シーズンで4得点以上を11試合で記録した初めてのチームとなった。

 

マン・オブ・ザ・マッチ: ラヒーム・スターリング

 

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改めて、3月の5試合を思い出すと、本当にすごい試合ばっかりでした。

 

やっぱりロジャースは相手によって微妙に戦術を変え、さらに試合途中でも変化を付けたりと、色々と効果的にチームマネジメントをしていますよね。

 

残り6試合、このまま突っ走ってほしいですね!

 

YNWA!!! MAKE US DREAM!!!

 

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