今シーズンの強烈なリヴァプールは称賛を受けているが、優勢を確かなものにしているのは選手たちだけではない。ブレンダン・ロジャース監督も常に活発に動いている。
ブレンダン・ロジャースの執務室にあるブラックレザーに覆われた長椅子とフリップボードは隣り合った近い位置にある。イーゼルの最初のページには、ヒルズボロ・ファミリー・サポート・グループのマーガレット・アスピナルによる心を打つ言葉が含まれている。
『ストレスは苦しいものだが、また良いものでもある。それは戦う意志の強さを与えてくれる』
オリジナルの文面と選手たちに関連する言語、スペイン語、フランス後、ポルトガル後で書かれている。また監督は過去のいくつかの戦術的な発展や彼が広めたいメッセージについて触れた。
C – Commitment <献身>
O – Organisation <組織化>
R – Responsibility <責任>
E – Excellence <卓越>
彼は知性をもって選手たちと継続的にコミュニケーションを取り続けている。
「私はチームへのコミットメントを望んでいて、モチベーションではありません。モチベーションはいつか消え去るもので、感情によるものです。」
「朝目覚めて、起きたくないと感じます。それがどうしたというのでしょう?起きたくない?もし自分が他人の命を救う外科医で1日に5回手術をしなければならない場合、モチベーションを発揮します。最初の4回は動機づけられますが、5回目は彼らの命も同様に守らないといけないのです。だから信念に対してコミットする必要があるのです。」
「一度コミットされると、私は彼らが最も良くなり得るプランを組織化します。それは私の為でなく、彼らが向上していくためのものです。」
「そして、これは君が果たすべき責任だと伝えます。全ての道具、エリートが集まる環境、高いパフォーマンスへの集中を与え、医学的、精神的、技術的、戦術的なベストな専門家を用意し、私がそれをマネジメントします。」
「これらの要素は卓越したトップレベルのパフォーマンスを発揮するためのものです。私は全選手にこう伝えています。『王冠は君の頭の上にある。君は君の運命の王様だ』」
41歳のロジャースは選手たちに期待以上のことを求めてはなく、彼は自分自身に対して信じられない高いアウトプットを要求している。
リヴァプール監督の一日はどのようなものだろうか?
普段、ロジャースは清掃員を除くと一番にメルウッドに入る。7時から7時半のことである。そして監督は朝食を摂り、調査・研究しその日の準備をする。9時にはテクニカルチームの主要メンバーでのスタッフミーティングが行われる。ここは彼が議題を用意するところだ。
10時から10時25分の間にロジャースはトレーニングのプランをまとめ上げる。
トレーニングセッションは10時半にスタートし、監督は実際の試合の場面を再現し、選手を試し磨いていく。
彼は一日の次の一区切りに取り掛かる前に、メルウッドのカフェテリアでランチを食べる。
トレーニングは通常、正午に終了し、ロジャースは選手たちのジムでのトレーニングや、その他どんな活動でも監督する。
1時半から、ロジャースはいくつかの日次ミーティングへ参加する。通常は対戦相手の分析、前回の試合のレビュー、アレックス・イングルソープ(U-21監督)との意見交換、そしてその他いくつかの中心的な人間や部門からの近況報告などである。
これは午後一杯、夜まで続いていく。彼は通常メルウッドを19時に出発するがよくそれ以上残っていると知られている。
メルウッドを離れても彼の仕事は終了しない。ロジャースはフットボールに関する全ての出来事を追いかけなければならない。
「この仕事は継続的なものです。私はフットボールのために生きて呼吸しています。私は学び、より良いものを目指し、どのように我々が前進を続けられるかを常に考えています。」
「そして私は大きな野心があります。クラブが成功を収め、選手たちにも成功を収めてほしいのです。ベッドに入る直前までプランを練っていますよ。」
こうしたハードワークによって、ロジャースは深い眠りに就いているのだろう。
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非常に興味深い記事ですね。特に、ロジャースがいう「commitment」と「motivation」の話は非常にニュアンスが難しいですが、何となく彼の言わんとしていることはわかります。
数年後、ロジャース哲学をまとめた本とか出版されてほしいですね~。
さて、いよいよチェルシー戦、優勝に向けて大きく前進してくれることを期待しています!!
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