リバプールのブレンダン・ロジャース監督は、ダニエル・スタリッジが戻ってくることによりメンバー選考の難題を抱えている
ここ2試合で不発のリヴァプールにとって、ダニエル・スタリッジの間もなくの復帰はタイムリーなもので、彼は土曜日のウエスト・ハム戦での復帰が予想されている。
先週末のFAカップ、ボルトン・ワンダラーズ戦でのゴールレスドローによるフラストレーションは、印象的なキャピタル・ワン・カップ準決勝での決定的な失敗によって悪化することになった。そんな生粋のスコアラーが欠けている状況によって、8月以来赤いシャツを着ていないスタリッジへ注目が集まっている。
ストライカーの離脱によって、ブレンダン・ロジャース監督は最終的には3-4-2-1のフォーメーションに変えることによりチームの能力を最大限に活かし、比較的チームは落ち着きをみせている。しかし、スタリッジが戻ってくる今、何かを変えなければならない。監督はどうするのか。
ここではロジャース監督が取りうるオプションを見ていこう。
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ラヒーム・スターリングを右ウィングで使う
これは最も可能性が高い選択肢だと思われる。スタリッジが今のリヴァプールのシステムの中でメインストライカーとしてベストな状態で出るとしても、スターリングの最近の状態からすると間違いなくスターティングメンバーに入るだろう。
ラザール・マルコヴィッチがそのポジションを明け渡すことになるだろうが、リヴァプールは33日で9試合という非常に多くの試合が控えており、これは彼にチームへ貢献する機会が多く訪れることを意味している。
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2トップにする
システムを3-4-2-1から3-4-1-2へ変更することは僅かな変更だと思われるが、スタリッジをトップに置き、スターリングをその側に置けばリヴァプールの中盤は減ることになる。
最近のリヴァプールの復調は、ロジャースがスウォンジーやアンフィールドでの初年度にみせたような偉大なるポゼッションフットボールで成り立っている。例え誰であろうが中央エリアから選手を移すことは、チームのエンジンを弱めることになるだろう。
もちろん、リヴァプールはウィンガーを置くかダイアモンドの中盤での4-4-2にすることもできる。しかしながら今期これは期待はずれなシステムとなっている。
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4-2-3-1に戻す
これはありえない。リヴァプールはディフェンスを3バックに変更し相当改善されただけでなく、攻撃陣もまたクリエイティブになり大きな結果をみせている。
スタリッジはこれまで1トップでも巧みにプレーできることを示しているが、チームのバランスはフォーメーションを変えることで前から後ろへ崩れ、前に述べたように4バックは今シーズンのリヴァプールでは機能していない。それをなぜ変えるだろうか?
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スティーブン・ジェラードをローテーションで使う
最も議論を引き起こすオプションだろう。ジェラードはプレータイムをシーズン終了まで制限されることを理解しているが、キャプテンはリヴァプールの重要な試合において大きく関与してきた。
ジェラードがもはや90分フルタイムや、先日のスタンフォード・ブリッジでの延長120分をフルに戦えないことに疑う余地はない。しかし、彼にはチェルシー戦でアルベルト・モレーノをフリーにしたパスのように、ビジョンを補うことが出来る。他のリヴァプールの選手にはあのようなパスは出せないだろう。ジェラードは時々休むことになるだろうが、彼の良さが減少しているわけではない。
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現戦力をローテーションさせる
最終的に、これはリヴァプールにとって現実的なコースである。プレミアリーグ、FAカップ、ヨーロッパリーグにコミットするということは、次々と試合をしなければならず、チームを完全に固定することは愚かなことだ。ロジャースはスタリッジをゆっくりと戻していきたいと思うだろうが、過密日程でストライカーに多くを求めてもしまうだろう。
アダム・ララーナ、ファビオ・ボリーニ、リッキー・ランバート、ジョーダン・アイブ、そしてマリオ・バロテッリは常に試合に出たいと熱望し、監督には自由に使うオプションがある。そして、それにより現在のリヴァプールで上手くいっている3-4-2-1のフォーメーションをやり通させるだろう。
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いよいよ今度こそついにスタリッジが戻ってきそうですね。
その彼が戻ってきた場合のシステムですが、こないだのチェルシー戦の前まではバロテッリと2トップにしても面白いんじゃないかと思ってましたが、もうそれもあまり期待出来ないのかなと思ってたりします。基本の形は崩さずにスターリングを近い位置に置いて使うというのが現実的なところでしょうか。
いずれにしろスタリッジが復帰してどれだけやれるかが今後のリヴァプールの成績を大きく左右しますので、彼にはこれまでの分も取り返す活躍をしてほしいですね。
YNWA!
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