「スタリッジが戻るまでリバプールはどんなメンバーで戦うべきか」

141021_How should Liverpool FC line up until Daniel Sturridge returns    Liverpool Echo

 

スタリッジが復帰するまで、リバプールには5つの前線オプションがあるが、それらのどれを見てもバロテッリは1トップではない。

 

マリオ・バロテッリのキャリアに関しては多くの誤情報や噂が存在しているが、ここで述べることはより事実に近い。それは、マリオ・バロテッリは1トップではプレーが出来ないということだ。

 

9ゲームを終え、彼は1ゴールを決めたがそれはルドゴレツ戦の終盤でボリーニが彼の側にいた時だった。バロテッリのベストパフォーマンスは彼のデビュー戦であるトットナムとの試合で、ここではスタリッジが相棒だった。

 

スタリッジが新たに負傷したというニュースはクラブと選手たちに伝わり、バロテッリはスタリッジ無しでQPR戦で苦戦を強いられた。ブレンダン・ロジャース監督はバロテッリをこう擁護している。

 

「我々は彼にボックス内に進入するように頻繁に話しています。彼はアウェイのトットナム戦でとても良いプレーをしましたが、その時はスタリッジがいましたね。今の彼にはそのパートナーがいないのです。」

 

QPR戦でリヴァプールは3ゴールを上げましたが、そのうちの2つはQPRのオウンゴールだった。バロテッリのボックス内での存在は議論されるべき極めて大きなミスもあり、全般的に彼にとっては厳しい試合になった。スタリッジが戻ってくるまでリヴァプールの攻撃はどのようにすればいいだろうか?何かが変わらなければならないだろう。

 

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バロテッリとボリーニを前線に並べた4-1-2-1-2

 

これは最も成功した並びであり、ブルガリアのチャンピオンであるルドゴレツ相手に23分間試した形である。

 

ボリーニの存在はバロテッリを助けていた。彼はピッチを走り回り、中を固めたディフェンス陣へ侵入し、バロテッリのスペースを空けた。バロテッリのゴールは素晴らしいものだったが、もしボリーニがボックス内で数人のディフェンダーを引き付けていなければ得点できていたかどうか難しかっただろう。

 

しかしながら、この並びはその後の土曜日のウエスト・ハム戦では機能しなかった。バロテッリとボリーニがそれぞれ良いポジショニングをしていたが、75分もの時間二人に得点が無かった。

 

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バロテッリとランバートを前線に並べた4-1-2-1-2

 

これはロジャースがウエスト・ハム戦での最後の15分でロジャースがとった形だが、リヴァプールが得点を決められそうになったころに試合は終了した。

 

バロテッリがどのようなストライカーか完全に認識するのは難しいが、彼はランバートの方がスタリッジとボリーニたちに比べるとタイプが近い。彼はフィジカルの強さがあるが、加えて足元の技術、得点だけでなくそのアイデアも豊富だ。残念ながらランバートは未だにリヴァプールの前線に順応しようとしている。ウエスト・ブロム戦では気持ちがわずかに入り過ぎ、より高く、より直接的になってしまった。

 

これまで似たような役割を果たす二人が2トップになり充分に切り込んでいけるかは議論の対象となるだろう。

 

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バロテッリとスターリングを前線に並べた4-1-2-1-2

 

スターリングは以前に2試合前線でプレーしたことがあるが(最も顕著なのはロジャースの最初のシーズンでのグディソン・パークでのエヴァートン戦)、彼は2トップの相棒であるバロテッリに有益な時間を与えるだろう。

 

よりバロテッリに注目すると、何が何でも彼を止めようと必死のデフェンダーに対して知的なスターリングはすぐにスペースを作り出すことができる。もはや後ろを走るディフェンダーは問題ではないだろう。ロフタス・ロードでのリヴァプールのヒーローはチャンスを作り出す走りを見せることが出来る10代であると示した。

 

彼のフィニッシュは、時にはもう少し落ち着きが必要だが、開幕週のホームでのサウサンプトン戦で彼が決めた得点は、彼が落ち着いて決めることが出来ると示している。

 

この並びの欠点は何か。大きなところではスターリングが深い位置へ下がれないこと、長距離スピードを付けて走り出せないことがあるが、フィリペ・コウチーニョをダイアモンドの頂点に置くことでスターリングをターゲットとすることも出来る。

 

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ボリーニもしくはランバートを前線に置いた4-2-3-1 / 4-3-3

 

スカッドの層の厚さは重要である。タイトルを獲得し、ワールドカップとチャンピオンズリーグでプレイした経験を持つストライカーはリヴァプールのベンチに多くの財産をもたらすだろう。

 

バロテッリをベンチに置いて満足させるのは難しいだろうし、1600万ポンドを書けて獲得した選手をセカンドストライカーにすると批判が集まるだろう。ボリーニとランバートもまた控えに選ばれると、ベンチ内は窮屈になる。

 

しかし、ランバートは限られた時間であったが、ウエスト・ブロム戦でチャンスをモノにすることが出来なかった。一方でボリーニはQPR戦ではスカッドにも入れなかった。

 

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スターリングを前線に置いた4-2-3-1 / 4-3-3

 

スターリングを一人で前線に置くのは奇妙な感じだが、リヴァプールの中盤からするとフィットする良いオプションに思える。コウチーニョ、アダム・ララーナやジョーダン・ヘンダーソンらは精力的に前線の3人へ後ろから、相手のラインを高く引き上げ、スターリングの走り出しを察知する能力を持っている。スティーブン・ジェラードやジョー・アレン、エムレ・カンもいて、チームにはバランスをもたらすだろう。

 

スターリングがボールを持っている時は彼のインパクトが減少するかもしれないが、彼のボールタッチはスタリッジが戻るまでの隙間を埋める可能性がある。スターリングはおそらく最もスタリッジとスタイルが近いプレイヤーでもある。

 

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キャラガーが今度のレアル戦ではバロテッリを外すべき、そしてスターリングをセンターフォワードで使うべきと言っていましたが、今シーズンのここまでを見るとそれが一番良さそうですね。中盤は人数が揃ってきたので色々やりようもありますし。

 

まあ本当はバロテッリがブレイクしてスタリッジが戻ってきて良いコンビネーションを見せるのが一番良さそうですが・・・。

 

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