「アストン・ヴィラ戦の敗戦からリバプールが学んだこと」

140915_What we learned from Liverpool FC's 1-0 defeat to Aston Villa FC - Liverpool Echo 2014-09-16 00-03-17

 

リヴァプールFCは未だに守備陣の問題を抱えている。この夏に新加入した選手たちが馴染むにはまだ時間がかかりそうで、静かなアンフィールドでの試合であった。

 

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今もなお緩い守備陣

 

ブレンダン・ロジャース監督に課せられた夏のミッションはリヴァプール守備陣の問題を解決することだった。そして、彼はそのために膨大な金を費やした。この試合の結果を見る限り、彼にはまだやらなければならないことがいくつもあるだろう。

 

アストン・ヴィラのゴールはセットプレーからのゴタゴタで決まった。その後選手たちはパニックになってしまった。

 

デヤン・ロヴレンは古巣相手の開幕戦ではリーダーシップを発揮していたが、この試合はビクビクして神経質に見えた。ヴィラの先制点のシーンでフィリップ・センデロスのマークを外したのは彼であり、フラストレーションの貯まる試合になった。ロヴレンはまさしく前のめりで守るタイプのディフェンダーだが、彼は時々タックルに飛び込む熱心さとボールをまず見てしまうことで、ポジションを外すリスクを犯してしまう。彼はその癖を直し、どこでリスクを犯しどこで一歩引くかを学ばなければならない。

 

アルベルト・モレーノは守備的に不調だったもう一人である。モレーノは前節トットナム戦では素晴らしい活躍を見せ、今回も攻撃は脅威になっていたが、最終ラインでは彼はナーバスに見えた。

 

この結果はリヴァプールが守備陣の悩みの種を補強する前にまだやるべきことはあると示している。

 

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ヴィラはリヴァプールに精通している

 

アストン・ヴィラとアンフィールドの関係は何だろう?昨シーズン、彼らはホームで2連敗した後にアンフィールドへ来て2-2で引き分けた。その前のシーズンは1-3でリヴァプールを負かしている。そして今回は0-1という結果だ。

 

ポール・ランバートのチームはヴィラ・パークを離れてさらに良さが増すチームのようで、特にアンフィールドでは彼らは輝いている。あたかもランバートはロジャースの番号を知っているかのようだ。

 

ヴィラはプレスをかけリヴァプールにボールを持たせて苦しめた。センデロスの守りは固く、アリ・シソコは疲れ知らずのパフォーマンスを古巣相手に見せ、アラン・ハットンはリヴァプールの選手を痛めつけた。リヴァプールの中盤ではスティーブン・ジェラードが封じ込められ、両センターバックはボールにプレスをかけられていた。

 

ヴィラのセットプレーは常に脅威であり、彼らは一度危ない場面があっただけであった。彼らは深く引いて守り、リヴァプールは単純に突破口を見つけられず、ディフェンダーの裏にスペースは空いていなかった。加えて、得点を上げたガブリエル・アグボンラホールという脅威が常に前線にいた。

 

ロジャースはこれまでアンフィールドで主導権を握れる相手に対しての戦い方は見つけてきたが、アストン・ヴィラはこれからもリヴァプールを無力にするだろう。

 

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静かなアンフィールド

 

選手たちは観客たちを高揚させる必要があり、また観客たちは選手たちを高揚させる必要があるが、いずれの場面に関しても、この試合ファンが活気付くには長い時間がかかった。

 

時々ホームゲームにも関わらず最初から低調だと感じる試合がある。昨シーズンのサウサンプトン戦と今回の試合はまさにそんな感じだ。

 

アンフィールドは不気味な静けさがあったが、雰囲気を変えるハンマーの一撃はヴィラの先制点だけであった。後半、サポーターたちは少しだけ活気付いてきたが、彼らはみんな無理して声を出し、この試合は「過去の試合の一つ」として忘れ去られるだろうと感じていた。

 

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まだ時間が必要なリヴァプールの新加入選手たち

 

キックオフ前、ラザル・マルコヴィッチ、アダム・ララーナ、マリオ・バロテッリらがアンフィールドデビューを飾ることにワクワク感があった。ロジャースがラヒーム・スターリングを休ませる決断をしたことも雰囲気を湿らせはしなかったが、リー・メイソンが前半終了の笛を吹き、その雰囲気は変わった。

 

彼ら自身が酷い出来だったわけではないが、誰も輝いてはいなかった。

 

ララーナは前半終了前に左足でボレーを放ったが、ヴィラの引いたディフェンスに苦しめられた。マルコヴィッチは始めのうちは仲間たちとうまく連携が取れていたが、試合がダラダラ続くにつれ勢いがなくなった。

 

一方、バロテッリはボールを持ち、何か違いを生み出そうと躍起になったが、頑丈なヴィラの守りや、彼を止める別の手段の前に決定的なインパクトは残せなかった。

 

しかしロジャースは今すぐパニックに陥る必要はない。時間が経てば新加入選手たちは落ち着き、クラブがお金を無駄にしたと思われない十分なクオリティを示すだろう。この試合6人の新加入選手が先発で出場したが、彼らには連携を深めお互いを知るための時間が必要である。

 

結果的に、この試合はラヒーム・スターリングを先発で出場させる価値があったと思われるが、代表戦でダニエル・スタリッジ、ジョー・アレン、エムレ・カンが負傷し、ロジャースのプランを壊した。今すぐにリヴァプールの新加入選手たちへの期待を下げるべきではないが、おそらくしばらくは少し辛抱が必要だろう。

 

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リヴァプールの控え選手たちはインパクトを残せ

 

リッキー・ランバートは引き続き彼のファーストゴールを待っている。多くの者に先発すべきだったと言われているスターリングも途中出場しインパクトを残せなかった。ファビオ・ボリーニは印象に残るチャンスも無かった。彼はアンフィールドに残ったどんな理由もロジャースに示していないだろう。

 

リヴァプールはチームをより高いレベルへ持っていくために多額のお金を使った。そしてイアゴ・アスパスより良いベンチのオプションを手に入れた。しかし、リヴァプールの控えメンバーはしっかりとインパクトを残さなければならない。

 

ランバートがこれまで残したインパクトは最小限なものだ。彼はサウサンプトンとの開幕戦で悪くないプレーを見せ、公平のためにいうと、シティー戦ではゴールに直結する動きを見せた。しかしながら今回の試合、彼はロジャースが最も求めているプレーができなかった。まだ移籍して日も浅く、少年時代からリヴァプールファンだったランバートはアンフィールドでインパクトを残せるクオリティーを持っている。

 

しかしながらボリーニは後半ベンチから登場し特徴のないプレーで議論の的になった。この試合はボリーニが待ち望んでいたヒーローになるチャンスであったが、彼はどのようにその機会を逃したことを後悔するだろうか。スタリッジが三週間離脱することでまだそういった機会がボリーニに与えられるだろう。そこで彼がどうするかが今後彼のアンフィールドでの未来を決める。

 

 

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そうですね、守備の問題に関しては、個人的にはサコーは危なっかしい印象が強いので早くシュクルテルが戻ってきてほしいですね・・・。

 

新加入選手云々は、少なからず遠慮しているようなところもあると思いますので、前線の選手たちは早く結果を残して存在感を高めていってほしいです。あとはやっぱりボリーニには頑張ってほしいと思いますが、結構厳しい立場に立たされてしまいましたね。ロジャースにはこれに懲りず、またチャンスを与えてほしいと思います。

 

YNWA!!

 

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