「リバプールがウェスト・ブロム戦の貴重な勝点3から学んだもの」

141005_Liverpool 2 West Bromwich Albion 1  what we learned as Reds take three vital points   Liverpool Echo

 

ウェスト・ブロム戦を2-1と僅差で勝利し、6位に浮上したリヴァプールの3つの大きなポイントを紹介する。

 

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再び10番のポジションをこなしたジェラード

 

マージーサイドに懐かしいものが戻ってきた。

 

ジャカランダ(有名なリヴァプールファンが集うバー)が街の中心部に再オープンしたのと同じ月に、もう一つの偉大なリヴァプールの過去が数年振りに現れた。トップ下でプレーするスティーブン・ジェラードだ。両者はかつていくつかの素晴らしい夜の基盤となり、再び現れることが求められていた。

 

ジェラードが前回、真ん中のポジションにいた時からコンビネーション、決定力といったジェラードがジェラードである多くの事が起きてきた。髪と髭も伸び、彼のプロフットボーラーとしての残された時間は少なくなってきている。しかし、ウェスト・ブロム戦最後の15分のヤマ場で彼はそのポジションでプレーし、かつてのひらめきがそこにはあった。

 

ジェラードは今年の初めからよく語られているように深いポジションでプレーするようになった。それは数年前に始まったプロセスで、彼にとって最後のポジションチェンジと思われていた。75分のルーカス・レイヴァの投入は正反対の方向に向かわせた。ジェラードはバロテッリのすぐ後ろにポジションを取り、それはかつてKOPが飛び跳ねたジェラード・トーレスの縦関係とは違うが、それでもまさしく魅力的なものであった。ジェラードは高いポジションでボールを受け、バロテッリは動き出し、また彼のサイドにはラヒーム・スターリングとアダム・ララーナが位置していた。34歳となったジェラードはたやすくその役目をこなしているように見え、かつての自分と再会した。

 

もちろん、ジェラードの高いポジションでのプレーは一時的なものになるだろう。恐らく、これは深い位置から駆け上がってくる力強いMFユースフ・ムルンブのカウンターへの対抗策である。彼の走りはジェラードのスペースと関係していたので封じられることとなった。また、恐らくそれは間延びしたゲームにエネルギーを注ぐ試みで、ジョーダン・ヘンダーソンとルーカスを最終ラインをヘルプするものだったであろう。しかし、恐らくこれは相手が対処する別の問題であり、ジェラードを抑制してプレーする機会となるものである。

 

ジェラードのパフォーマンスは一貫して力強かった。彼は他のどのプレイヤーよりもボールに触り、パス成功率95%を誇り、5回かそれ以上のチャンスをいくつかはセットプレーだが、作り出していた。そのようなミッドフィールダーが相手側のゴール近くで躍動するのを見ることは素晴らしい記憶を呼び戻した。彼が再び10番のポジションでプレーすることは、ジャカランダに今後数年間幸せなリヴァプールファンで満たされる事を保証し、また再び批評家から意見が出ることだろう。

 

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ロジャースは大きな決断を怠りはしない

 

マリオ・バロテッリをメンバーから外すことは噂されていたが、それでも実際に行われると衝撃的だった。1600万ポンドでこの夏移籍してきたバロテッリは先週ブレンダン・ロジャースから批判されていたが、これが単純な反心理学の例ではなかった事が明らかになった。

 

ランバートは胸のライバーバードが心の重荷になり、未だにサウサンプトン時代の調子を取り戻すことに奮闘している。64分の出場で33回ボールタッチしたが、彼はロジャースが望むポジティブな方法、ハードにプレーすることだけでなくチャンスも潰していた。しかし、それはこれがどのようにロジャースの大きな決定だったかを損なわず、バロテッリが入った時、彼はよりフレッシュでシャープに見えた。これは彼が大きな決定を下し、正しく導いた試合であった。

 

困難な時に、ただ立っていることはオプションではない。ロジャースはそれがアンフィールドでどのように彼の意図にならないかを強調した。ジェラードのポジションを上げたことは注目されているが、他のミッドフィールダーではコウチーニョを深い位置に、ヘンダーソンを高い位置に上げた。これはいくつか必要性があった。コウチーニョは伝統的な10番タイプ、一方でヘンダーソンは典型的な攻撃と守備を往復するセカンドミッドフィールダーだ。

 

論理と気まぐれなポジションなんて酷いものだ。コウチーニョはかつてのベストな状態ではないが、センターの位置でさらなるコントロールを見せた。94%のパス成功率は今シーズン彼のベストで、そして難しいスタート後、少なくとも自信を持ってビルドアップしていた。

 

しかし、このポジションチェンジにより本当に成果をあげたのはヘンダーソンだ。彼は、これまで今シーズンのレッズのリーグ戦でのゴールの40%に関与している。彼のララーナへのアシストは素早い脚さばきと連携の精神で卓越していた。ヘンダーソンのゴールは遅れてきた知的な走り、そしてコントロールされたフィニッシュによるものであった。

 

ヘンダーソンは3シーズン前にはパフォーマンスを批判されていたが、ボールを素早く移動させるチームへとフィットする力を身につけた。彼はボールを受け取り、運び、素早くターンし別のパスのために移動し、ボックス内でオプションを提供している。ヘンダーソンはリヴァプールで3番目となる52本のパスを出し4度のチャンスを作り出し、彼がクリエイティブに出来ることを示した。彼の活力やスピードは前線の4人に歓迎され、特に彼の存在感は相手ゴール近くにおいて最も貢献した。

 

選手のポジション移動、システム変更という2つの変化が様々な成功を与え、ロジャースは必要であれば変化することを恐れていないと示した。守備陣はこれを気がかりに思うべきであろう。

 

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ララーナは他の選手の分までやれる

 

アダム・ララーナはウェスト・ブロム戦のアンフィールドで文句なしのマン・オブ・ザ・マッチだった。彼を見ていると、彼はまだ2年間しかプレミアリーグでプレーしていないので未だに学んでいるはずが、彼は他の選手達へ学ばせている。イングランド人プレイヤーは技術が不足している必要はない。

 

彼のドリブルは最高だ。彼はバスケットボール選手がドリブルするようにボールを保持し、チームメートが現れるのを待ち、その後のプレーを見越して左右の足でパスを出す。ララーナは特異であり有効な方法で移動する。彼の足は速く、トリッキーであり、彼は見たところほんの一瞬で半転、一回転、クライフターンをする。彼は簡単にアンフィールド周辺のウォルトン・ブレック・ロードの子どもになることが出来る。

 

ララーナが上げたゴールは明らかに彼の能力によるものだ。素晴らしい脚さばきから良いパスを送り、賢い抜け出しと力強いフィニッシュを決めた。彼は前の試合でも相手を脅かしていたが、今回は創造性、身のこなし、知性、それらを同時に発揮した瞬間であった。

 

彼の存在は、特に今のチーム状態では必要不可欠である。ラザール・マルコヴィッチは停滞し続け、コウチーニョはベストフォームを探しており、スターリングはほぼ一年間プレーし続け疲れきっている。ララーナは不調な他の選手達を活気づける。彼の4つのドリブルは、彼がディフェンスを攻撃にどのように変えることができるかを実証している。彼の思考スピードと足元の技術はチームが繁栄するのに必要なものである。

 

彼はアンフィールドでのキャリアをうまく築き始めている。長期間それは続くだろうし、リヴァプールがそれを望まないケースであったとしても長く続くべきである。

 

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ここで挙げられている3つはまさしくあの試合で見せたこれからのリヴァプールのポジティブな要素ですよね。怪我で離脱していた選手も徐々に戻ってきている今、ロジャースには色々と柔軟に決断を下してほしいなと思います。

 

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