アンフィールドで快勝したウエスト・ハム戦で我々が学んだ5つのことを紹介する。
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最高に美しいコウチーニョとスターリングの連携
何度も試合中にそれは起こった。小さなブラジル人、フィリペ・コウチーニョは彼のお気に入りのパートナーであるラヒーム・スターリングへとパスを送った。この二人を見るのは喜びだった。時々、他の選手が彼らの間に入り、ララーナがボールに触り、ヘンダーソンが走り抜け、そしてもちろんスタリッジのフィニッシュがそこへ加わることになった。これは本物のアンフィールドでのパートナーシップであり、それは昨年、相互理解というよりは先天的な個々の才能により多くの利益をもたらしたスタリッジ/スアレスのコンビよりも多く言われている。
試合の前半は、ウエスト・ハムが果敢に攻め上がったあとのカウンターで、リヴァプールは素晴らしい速さでそのようないくつかの連携を見せた。もちろん大げさに言うと、あまりに何度も得点の気配があるものが出されたわけではなかったが、先制点の彼らはベストであった。
コウチーニョの浮かせたパスは生まれ持った才能の現れであり、スターリングの動きもまさに波長がぴったりあったものだった。そしてリトルマジシャンはスタリッジの夢の様な復活のために完璧なタイミングでパスを送った。彼らは今後何年にも渡ってアンフィールドで輝き続け、そのボールコントロールは試合を美しく彩るだろう。ブレンダン・ロジャース監督とイアン・エアーはスターリングの契約延長に全力で注力しなければならない。
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引き続き積極的なシモン・ミニョレ
ジョーンズの負傷によりリバプールのGKの座に返り咲いて以来、ミニョレのパフォーマンスは過去最高なようだ。もちろん多くの者が飲み屋でミニョレが出来ていないような方法でエリア内を支配する必要があると語っていた。
ウエスト・ハムにはキャロル、コリンズ、ソングなど長身プレイヤーが多くいたが、彼らはミニョレの新しいゲームプランを崩すことは出来なかった。ミニョレは前半にはプレッシャーのかかる中、2つの力強いパンチングを見せ、ペペ・レイナのようなハーフウェーラインに運ぶスタイルではないが、充分な仕事をしあるときは力強いカウンターを演出した。
後半は良い部分と悪い部分が入り交じる結果になった。73分にはコーナーからのクロスを弾き損ねたが、その3分後にはしっかりとキャッチした。彼の気持ちは安定してきていると思われる。アディショナルタイムでのケヴィン・ノーランのファールではもはやこの話題にはならなかった。今の彼はとても良くなってきているように思える。
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ママドゥ・サコーはアンフィールドのカルトヒーローになり得る
昨年夏に私は確信を持ってママドゥ・サコーがリヴァプールの今シーズン最優秀選手になると予想していたが、彼は残念なシーズンのスタートを切り、広く知られた監督との仲違いもあった。
しかし、彼は復調しプレミアリーグのセンターバックがやるべき全ての事をやっているが、もう少し別のことが投げかけられている。
先週、プレミアリーグ全体のパスのうち、サコーのパス成功率はベストだった。もちろん多くは同じ3バックを守るジャンやシュクルテルへのものだが、例え後ろかかとが変な方へ向いていていても彼の左足は素晴らしいクオリティを発揮し、そこからリヴァプールが前進していくのを我々は目撃している。
彼は自分のフットボールのスタイルを愛しているように見える。センテナリー・スタンドの前ではキャロルのラフプレーを喜んで受入れ、ボールとポジションを勝ち取っていた。彼は思いつく全ての肉体的な特性を持ち、例えひょろっとした脚であってもデイビット・フェハティの有名なジム・フューリクに対するゴルフスイングを「木から飛び出した蛸」と言った発言が思い起こさせる。サコーはアンフィールドという木に間違いなく登っている。
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キャロルのニュースの見出しで睡眠不足にならずに済んだロジャース監督
ブレンダン・ロジャース監督はキャロルのアンフィールドで過ごした時間についてのインタビューに気付いているだろう。それは彼らだけの間にあったことで彼らだけが知っている。キャロルは才能があり、みんなそれを知っていたが、ロジャースは常に彼のスタイルは合わないとはっきり示しているように思えた。
この試合でキャロルは1つミニョレにセーブされたヘディングシュートを打ったが、その他は彼の前監督が切り捨てたセンターフォワードのパフォーマンスのようだった。キャロルはエムレ・ジャンの顔へ肘打ちをしたが、警告を受けなくてラッキーだった。その後にはマークを外そうとマルコヴィッチにも同じことをした。そして彼がジャンへ両足でタックルをしついにイエローカードが出され、自らが負傷してしまった。
彼は62分に声援とブーイングが交じる中、途中交代した。これがかつて3500万ポンドで加入した男の姿であった。
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ラザール・マルコヴィッチは引き続き成長中
マルコヴィッチに関する話のお約束が左右の足についてで、彼は未だに環境へ慣れているところだ。彼が登場したときに見せる脅威は、彼のチームメートですら予測できない意外性にある。
20歳のマルコヴィッチは監督の指導を逃さず目を凝らしているようだ。マルコヴィッチにはもちろんたくさんの時間があり、彼は今年15試合で先発しているが、アンフィールドでの初ゴールを前半終了間際にKOPスタンドの目の前で決められなかったのでフラストレーションが貯まっているだろう。
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ウエスト・ハム戦では本当にコウチーニョとスターリングのコンビは素晴らしかったですね。今後この二人にスタリッジも加わって、さらにキャプテンやララーナもどう絡んでいくのかがとても楽しみです。
また、ミニョレはキック精度は相変わらずですが、、守備に関しては持ち直しているので一安心ですね。クリーンシートも多くなってますし。
YNWA!
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