「ロジャース監督がリバプールを立て直すためにやるべき事」

150916_What Liverpool FC boss Brendan Rodgers must do now to improve Reds   Liverpool Echo

 

Liverpool ECHO紙のジェームス・ピアース記者は、ロジャース監督率いるリヴァプールはマンチェスター・ユナイテッドとの敗戦後、深刻な事態に陥る前に闘志を取り戻さなければならないと語った。

 

前回、リヴァプールがオールド・トラフォードで敗戦した時、その後の反応は強烈だった。昨年12月、3-0でマンチェスター・ユナイテッドに敗れた後、ブレンダン・ロジャース監督はリーグ戦を13試合無敗で駆け抜けた。ロジャース監督は、当時たまっていた問題を解決する答えを思いついたように、彼は今、アンフィールドで主権を取り戻すためにそのトリックを繰り返さなければならない。

 

ユナイテッド戦の散々なパフォーマンスによってロジャース監督のプレッシャーは増した。この2連敗は、危機を表すものではないが気がかりである。ロジャース監督は、クラブの方向性に対してファンの間で広がっている大きな心配を減らすために迅速に行動する必要がある。

 

次戦はヨーロッパリーグのボルドー戦だが、彼のやるべき事は山積みだ。

 

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1)アイデンティーの再発見

 

ロジャース監督の初年度の成績が思わしくなかった時でも、彼が何をやろうとしているのかは理解できた。そこには明確なプランと、見て楽しめるプレースタイルがあった。しかし、今はそれが無い。

 

リヴァプールのオールド・トラフォードでの前半45分の野心の無いプレーは驚くべきものだった。試合を通じて一体何が起こったのだろう?

 

今や彼らはほぼ孤立して相手と争うクリスティアン・ベンテケに目的の無いロングボールを繰り返している。今シーズンのより保守的なアプローチは、この春の力無い失態の後、リヴァプールをより頑強で立ち直りが早くなるように整えられたものだ。

 

しかし、彼らは未だに守備は不安定で攻撃はどの種類のひらめきも欠けている。5試合で3ゴールというのはあまりにも哀れである。

 

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2)機能していない4-3-3のフォーメーション

 

昨シーズンを終え、ロジャース監督はプレシーズンでのフォーメーションを4-3-3で固定していた。しかし、このシステムはリヴァプールを抑制しており、彼を再評価する必要がある。

 

初先発をオールド・トラフォードで飾り喜んでいたダニー・イングスは、レフトサイドで無駄にもがいていたが、たまに中央に顔を出すと、彼は脅威になっているように見えた。

 

ロジャース監督の元でリヴァプールが良いフットボールをしたのはほとんど中盤ダイアモンドのシステムの時であり、彼はフォーメーションを見直す必要がある。特に待望のスタリッジが戻ってきてベンテケとコンビを組む機会は与えられるべきだ。

 

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3)未だにバタバタしている守備陣

 

ロジャース監督はユナイテッド戦でのクリエイティビティの欠けた攻撃陣を嘆いているが、それと同じく気がかりなのは守備陣のパフォーマンスだ。

 

前回3月にマンチェスター・ユナイテッドがアンフィールドで勝利してから、アーセナル相手に4失点、クリスタルパレス相手に3失点、ストーク相手に6失点し、今季はウエストハム相手に3失点、そして今回ユナイテッド相手に3失点した。

 

多くの失点は自ら招いたものである。オールドトラフォードでの4バックはそれぞれミスを犯し、彼らはみんな神経質になっているように見えた。ファン・マタのフリーキックにデイリー・ブリントが合わせたシーンの意識の低さはイライラさせた。ジョー・ゴメスは経験の浅さを露呈しペナルティキックを与え、マルティン・シュクルテルはアントニー・マルシャルにいいように扱われた。デヤン・ロブレンは今季ここまで多く批判を浴びてきたが、シュクルテルにも批判の矛先が向いてきた。

 

ロジャース監督はセンターバックのママドゥ・サコー、レフトバックのアルベルト・モレーノというオプションがあり、彼らは出番を待っている。

 

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4)ダイナミズムが必要な中盤

 

キャプテンのジョーダン・ヘンダーソンは踵の怪我からすぐに復帰できそうになく、彼によるエネルギッシュな熱量はここ3試合ひどく失われてしまっている。

 

ルーカス・レイバ、ジェイムス・ミルナー、エムレ・ジャンらはオールド・トラフォードでもがき、彼ら中盤3人は前方へ進む力強さを発揮できなかった。彼らは重々しく、ありきたりなプレーを披露した。

 

ヘンダーソンはしばらくはフルトレーニングに戻れないが、アダム・ララーナは腿の負傷から復帰しフィットしている。フィリペ・コウチーニョの出場停止が明け、ロジャースの中盤の選択肢は広がっている。リヴァプールがヘンダーソン、コウチーニョ、スタリッジを含んだメンバーだったとしたらオールド・トラフォードでの試合はそれほど酷いものではなかっただろう。彼らの復帰は前進するための希望となる。

 

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5)フィルミーノの貢献

 

ブラジル代表のロベルト・フィルミーノは2900万ポンドで大々的に移籍金してきたが、リヴァプールでの新シーズンは全く迫力に欠けている。

 

もちろんまだ始まったばかりであり、ユナイテッド戦では右サイドで奮闘していたが、彼は最初の5試合出場でヒーローになることに失敗した。ユナイテッドは大金をはたいて獲得したマルシャルが途中出場から3点目を決めたが、リヴァプールはロジャース監督が褒め称えるようなフィルミーノの攻撃面のクオリティが見られるのを未だに待っている。

 

ブンデスリーガのホッフェンハイムから移籍が決まった時、彼はプレミアリーグに素早く馴染めると期待されていたが、今のところその様子はみられていない。ベンテケは何故リヴァプールが3250万ポンドを払って獲得したのかを驚きのオーバーヘッドキックを披露し示したが、他の高額移籍選手達は苦しんでいる。

 

 

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ユナイテッド戦に関してはちょっとメンバー的に戦える感じではなかったですよね・・・。記事内でも書かれているように、ヘンダーソン、コウチーニョ、スタリッジが揃って出れるようになってどうチーム状態が変わるかが今季の行方を左右すると思っています。

 

YNWA!

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