ブレンダン・ロジャース監督は、ストーク・シティーに1-0で勝利したプレミアリーグ開幕戦でこの夏新たに加入した5選手を起用した。リバプール・エコー紙のジェームス・ピアース記者は彼ら新選手たちがこの勝利にどのように貢献したのかを分析している。
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クリスティアン・ベンテケ
全注目を集めたのはクラブ史上2番目となる3250万ポンドでアストンビラから移籍してきたベンテケだ。
彼は確かにリバプールの攻撃の重要な役割を果たしていたが、リバプールのスタイルに溶け込むには明らかにまだ時間がかかるだろう。前半のほとんどで彼は孤立し、チームメイト達の彼を頼った目的の無いロングボールを受け続けていた。
それでも彼は戦い続け、後半ではよりボールに関与し、自身の能力を示した。チームに合流してトレーニングをする時間が不足していたことを考慮すると、時々チームメイトと波長が合っていなかったのは当然である。
後半、ジョーダン・ヘンダーソンがベンテケへゴール前を横切るパスを出したシーンが印象的だ。そのお互いの理解は数週間のうちに開花するだろう。
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ジェームス・ミルナー
リバプールが5月にブリタニア・スタジアムで降伏した時、彼らの中盤はあまりに軽くひどくやられていた。マンチェスター・シティーからフリートランスファーでやってきたミルナーはリバプールの中盤に強い精神力を注入し、同じことを繰り返さないために貢献した。彼はヘンダーソンと並んで闘争的に、休むこと無くプレーした。
ミルナーは優位にプレーしていたが、前半にチャーリー・アダムスタイルのタックルをチャーリー・アダムにして警告を受けた。
彼はプレシーズンマッチではクリエイティブなプレーやボックスに侵入して相手を脅かすプレーを見せていた。そういった面はストーク戦では見せなかったが、彼は対戦相手を封じたり相手の邪魔をしたり、全ての泥臭い仕事を引き受けていた。
ミルナーは何故ロジャース監督が彼をみんなのお手本として副キャプテンに指名したかを示した。彼の献身性や不屈さは伝染しやすいのだ。
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ナサニエル・クライン
ロジャース監督は最近、クラインのことを「あまり手がかからない」と表現した。そして彼はリバプールに1200万ポンドで移籍し、確かに素早く順応している。
24歳のライトバックである彼はグレン・ジョンソンの完璧な代役であると思われていたが、プレシーズンを終え、ストークとのデビュー戦では盤石のパフォーマンスを見せた。
相対したイブラヒム・アフェレイはトリッキーなプレイヤーだがクラインは上手く対応し、安定してボールを運ぶことができていた。
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ジョー・ゴメス
ロジャース監督が1200万ポンドのアルベルト・モレーノではなく18歳のジョー・ゴメスを選んだことは大きな話題だった。しかし、監督の彼への信頼は印象的なプレミアリーグデビューで報われることとなった。
確かに時々ミスが見られたが、全体的にはクールで落ち着いてプレーしていた。ゴメスはやっかいなジョナサン・ウォルターズと対戦し、ストークは明らかに若いゴメスを穴と見て狙っていた。
しかしこれまでチャールトンでセンターバックとしてプレーしていた彼は果敢にチャレンジし、多才さを見せた。フィリペ・コウチーニョが終盤に見事なゴールを決める前のパスはゴメスによるものだった。
夏の移籍でリバプールは選手の見込みについて責められている。350万ポンドの彼は既に掘り出し物扱いとなっている。
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ロベルト・フィルミーノ
ホッフェンハイムから290万ポンドで移籍してきたブラジル代表のフィルミーノにはたった12分の見せ場しかなかったが、彼の攻撃面の才能や逞しさが英国フットボールに十分対応できることを垣間見ることができた。
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実績豊富なミルナーの加入はジェラードが抜けたチームにとっては本当に大きいですよね。個人的にはベンテケも期待できると思っています。あとは両サイドバックは良い意味で裏切られましたね。フィルミーノもとても楽しみです。ストーク戦では出なかったイングスもいますし、今季はかなり粒ぞろいというか平均して高いレベルが揃った印象がありますね。ロジャースがどうやりくりをしていくのか注目していきたいと思います。
YNWA!
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