ジェラード「信じないようにしてるけど、僕らはタイトルレースにいる」

140330_Steven Gerrard  I m not trying not to dare to believe... but Liverpool FC REALLY are in the title race   Liverpool Echo

 

 

リヴァプールは何も恐れる必要は無いとキャプテンは語っている。

 
アンフィールドやその他の全てのリヴァプールの試合における特徴となっているのがサポーターの希望や期待を表した「Make us dream」という横断幕で、これがプレミアリーグの栄冠をスリリングに追い求めるチームに勢いを付けている。

 

スティーブン・ジェラードは以前もこのタイトルレースの中にいた。

2002年と2009年も華々しくシーズンを終えたが、それでもチャンピオンの座には及ばなく、それは1990年まで遡る。

 

リヴァプールのキャプテンにとって、ここ数週間での個人的なチャレンジは、彼の過去の輝かしい栄光との明白な違いを消し去るということだ。

しかし、勝利するごとにそれは難しい課題となっている。

 

「僕はあえて信じないようにしているよ」

 

と、ジェラードは認めている。

 
「誤解しないでほしいんだけど、時々それが心によぎるんだ。だけど僕は経験からこのリーグは非情で一つの悪いパフォーマンスやミスが引き分けや負けを引き起こすと学んだよ。僕らは集中し続け、次の試合の事を考えなければいけないね。」

 

「僕らはタイトルレースの中にいる。そのプレッシャーから逃れることはできないし、それで愚かになるのも否定出来ないけど、経験を積んだから僕は決して我を忘れたりしないよ。試合はどんどん激しくなるし考える時間も無いけど、これは良い事なんだ。考える時間があり過ぎたら、『もし~だったら』って考えちゃうからね。」

 

「サンダーランド戦は僕らによって素晴らしい勝利だったね。きっとみんなは4点、5点取ることを期待していたと思うけど、勝って得られるポイントは同じだからね。」

 

水曜日のサンダーランド戦を2-1と僅差で勝利し、プレミアリーグ7連勝となった。これは2005-06シーズンに9連勝を記録して以来最高である。

しかし、その試合はとても神経を使うもので、明らかに良くなった後半の選手たちのパフォーマンスやスタンドの雰囲気の成果がかかっていた。ジェラードは何を求めらているか知っていたが、それほど多くのチームメートがリヴァプールにために戦うというのは初めての経験であった。

 

「僕らは若いチームだから、経験ある選手が若い選手に現実的に考えさせ、謙虚でいるようにすることが重要なんだ。」

 

「だけど若手も何も恐れる必要は無いよ。僕らのチームには将来有望の素晴らしい若い選手が何人かいる。そのことは僕を心配させるだろうね。僕にはもうあまり時間が無いからね!僕らはこれからの一試合一試合、それぞれ違った試練をうまく乗り越えていかなければならないんだ。」

 

「サンダーランドは2人の守備的なミッドフィールダーと最終ラインに5人並べて引き分けを狙いに来ていた。そうなると崩すのは難しいんだけど、僕らは勝利へのメンタリティを見せることが出来たね。」

 
合計12ゴールを上げたサウサンプトン戦、マンチェースター・ユナイテッド戦、カーディフ・シティー戦に比べると、サンダーランド戦で3ポイントを得るには苦戦を強いられた。そしてジェラードは残り7試合のタイトルレースで必要となる強い精神力を示すことができたと信じている。

 

「このリーグで勝つにはゴールを上げ、個性を発揮する必要があるね。チェルシーは典型的な例で、彼らは強行突破することができるけど必要に応じて強い精神力や決断力を示すんだ。もし僕らがそうやって強引に進むことができれば、勝者のメンタリティーでなりふり構わず勝つだろうけど、僕らも近づけると思うよ。」

 

サンダーランド戦でのジェラードの先制点は今年に入ってから13試合で9点目となり、次にゴールを決めれば通算得点でケニー・ダルグリッシュの172ゴールに並び、クラブの歴代6位となる。

 

リヴァプールは今年に入ってからチェルシーやマンチェスター・シティーを上回る36ポイント中、32ポイント獲得しており中立層をとりこにしている。

 

しかしジェラードは絶対にわずかなミスも許されないとしている。

 

「目標があって、正確に何をしなければならないかを知っている方が簡単な時があるね。僕らは数年に渡ってホームで我々がきっちり倒すべき相手に苦戦してきたんだ。僕らはここ数年におけるこの時期に十分なプレーができていなかったけど、その最後に得られるものを知っているよ。悪いパフォーマンスをしたり、軽率で間違った精神状態でゲームに入る余裕がないのは分かっているよ。そうなったら、僕らはレースから外れていくだろうね。」

 

次節の対戦相手であるトットナム・ホットスパーはわずか6週間前はリヴァプールと3ポイント差しかなく、チャンピオンズリーグ出場権を争うと思われていた。しかし、今のスパーズのチーム状態は、ティム・シャーウッドが監督になり12ポイント差が付き、5位争いですら危ぶまれている。12月に0-5でリヴァプールに敗れたことで前監督のアンドレ・ビラス・ボアスは解任されたが、今シーズンでスパーズより多くアウェーで勝っているチームはいない。

 
「タフな試合になるだろうね。トットナムはプレミアリーグで最もアウェーゲームに強いチームの一つだ。彼らが批判されるとき、たいていは彼らのファンの前でプレッシャーがかかった時なんだ。だけど明らかにアウェーだと良いチームだね。彼らはミッドウィークに試合が無かったからフレッシュな状態だろうね。僕らはタフなゲームを予想しているよ。今僕らは毎試合勝たなければならないんだ。」

 

「あと7試合はカップ戦の決勝のような精神状態だよ。僕らはそれらを全て勝ちにいかなければならないんだ。」

 

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いよいよ残りあと7試合。

3/29の試合でチェルシーが負け、シティーとアーセナルが引き分けたことで、リヴァプールの優勝の可能性も少しだけ高まってきました。

 

今夜はスパーズ戦ですが、今のチーム状態を考えればきっちり勝てるはず!

 

とにかくシティーとチェルシーとの直接対決までは負けないでいってほしいですね。そして、キャプテンもイエロー覚悟のプレーをしなくて済むような試合展開になることを期待しています。

 

 

YNWA!!!

 

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2 Responses

  1. すてべ 2014/03/30 / 23:37

    翻訳ありがとうございます。
    ジェラードは、面白い表現しますね、さすがです。
    プレーも去ることながら、いつも冷静にプロフェッショナルなジェラードは良いですよね。
    良い記事を読ませていただきました。

    • fukt 2014/03/31 / 02:12

      >すてべさん

      コメントありがとうございます!
      ここ数年は本当にキャプテンらしいというか、まさにピッチ上の監督って感じですよね!

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