ロジャース「ユナイテッドを呆然とさせる極意」

140317_Rodgers  The secret to stunning United   Liverpool FC

 

ブレンダン・ロジャース監督はリヴァプールがマンチェスター・ユナイテッド相手に3-0で勝利したことについて2つのキーポイントを述べた。

 

スティーブン・ジェラードはオールド・トラッフォードに掲げられた熱いメッセージに鼓動を高め、チームを前進させ前後半に2つの明らかに正確なペナルティキックをダビド・デ・ヘアから決めた。

 

そして、キャプテンがPKをゴールポスト当てハットトリックが阻まれてしまった後、ルイス・スアレスがサイドキックでゴールを決め、この素晴らしいシーズンのもう一つの記念すべき勝利に花を添えた。

 

監督は思わずキャプテンの貢献に心を奪われ、もうすぐ33歳になる男の「素晴らしい創造性」、勝利のための戦術的ポジションチェンジへの努力を称えた。

 

「今日の我々は際立っていたと思います。本当に試合を支配していました。試合開始から攻撃し、プレスをかけ、チームのためにプレーするという意図がしっかりしていました。もっと多くゴールを決められたかもしれませんね。我々は本当にアグレッシブな試合の入り方をしましたし、最後のパスやタッチは普段のものより少し良かったと思います。我々の攻撃性は示せたと思います。私たちは意図的に攻撃し、素晴らしいパフォーマンスでしたね。」

 

「我々はこれからも良いプレーを続けていきます。これは間違いなく重要なライバルからの大きな勝利です。世界的にも知られるイングランドの2大クラブです。このような試合を支配することはとても喜ばしいことですね。」

 

「私はインサイドで優位にプレーしたいと思っていました。ゲームをコントロールし支配するために中盤に人数をかけるのです。マンチェスター・ユナイテッドのセンターバックは下がるので、我々はスターリングのスピードでそのスペースをつくことが出来ましたし、コウチーニョも同じように試合に送り込みました。」

 

「我々はサウサンプトン戦とは違ったやり方で戦いました。そこではフィリペがそうプレーできると思い先発で起用し、その後ラヒームを投入しきっかけをつくりました。この試合ではマンチェスター・ユナイテッドはホームなので攻撃的に来ると思っていましたし、それで我々は彼らの中盤の後ろを出し抜けると思いました。19歳のスターリングは本当に戦術面で成長していますよ。」

 

「ジョーダン・ヘンダーソンとジョー・アレンの二人も際立っていました。彼らは、特にジョー・アレンはめったに言及されませんが、戦術的なインテリジェンスを持つ二人はダイヤモンドの両サイドでプレーし、後ろのジェラードと共にテンポをコントロールし、とても良かったですね。」

 

ジェラードに関してロジャースはこう続ける。

 

「彼はビッグゲームでいつも重要な選手で、様々な面で類を見ない存在だと思います。彼は素晴らしい落ち着きを見せましたが、ペナルティを1つ外したのは残念でした。彼はその役割と責任をよく果たしてくれました。彼の今日のパスレンジを見て、未だにグラウンドをよくカバーできていると分かります。」

 

「世界の主要な攻撃的なプレイヤーから中盤のプレイヤーまで含めても、彼のようにプレーできる選手はそう多くいないと思います。彼はこれまでの大半を攻撃的な中盤として過ごしてきましたが、今は後方で試合を組織し導いています。彼は戦術的なインテリジェンスを見せていますし、それは若いプレイヤー達に素晴らしい創造性を与えるでしょう。」

 

また、ロジャースはジョン・フラナガンのパフォーマンスについても強調しています。

 

「フラナガンは印象的でした。私の見通しではこのゲームの大きなカギになると思っていました。彼は成長を待たなければならない若いプレイヤーですが、私はトレーニングにおいて彼の近くで成長を見てきました。練習を通してボールの扱いやテクニックが良くなっています。彼はそれを戦術的に試合で実行することが出来ました。彼は我々のチームの中でとても重要な選手です。ライトバック、レフトバックの両方をプレー出来て、戦術面でもとても良いのです。彼は一対一での勝負に強く、とても献身的です。そのような若い選手の成長が見れることはとても素晴らしいことですね。」

 

ジャーナリストからの多くの質問は、プレミアリーグのタイトルへの挑戦に関するものでしたが、監督はシンプルに次の試合に集中するだけという姿勢を譲りません。
「ただ自分たちのチームに集中するだけです。残り9試合ですが、全てに勝つかもしれませんし、負けるかもしれません。ただ次のカーディフとの試合に集中して3ポイントを目指していくだけです。」

 

「あらゆるチームがポイントを落とすでしょう。我々もポイントを落とすかもしれないし、落とさないかもしれません。私には次のゲームを見据えることしか出来ませんし、このドアを出てからそうしますよ。何も変えるつもりはありません。」

 

「私たちのやり方は良い方向に向かっていますし、明らかに我々に自信と信頼を与えてくれています。我々は引き続き威厳をもって仕事にとりかかりますし、選手をより良くコーチングしていこうとします。我々には長所がありますし、もちろんチャンスもあります。私がここに来てから18ヶ月、我々はメンタルを成長させてきました。ホームでもアウェイでも勝つと期待できます。選手には信頼がありますし、それは試合で見ることができます。」

 

「私には素晴らしいオーナーがいてとても幸運ですよ。オーナーは私に仕事を与えた時から決して曲げることはありませんでした。彼らは私がアイデアを実行に移し、移籍市場で私が望むことをするために必要な自由を与えてくれました。フットボールクラブとして、我々はフィールド内外で堅実性を取り戻しています。」

 

「選手たちからプレッシャーを取り除くことは私の仕事ですね。私が彼らに求めた全ては彼らのベストを尽くすことで、彼らがどんなにハードワークしているかは見ることができるでしょう。トレーニングのクオリティや激しさについて、我々より日々選手の育成と成長のためにハードにトレーニングを積んでいるチームはそう多くはないでしょう。」

 

「彼らは系統立った一団としてプレーすることができますし、彼らが勢力の伸ばすことを後押しするでしょう。私は常に選手とともに仕事をし、そしてこのグループにおいて私が言っていることは『君たちには能力があり、私はピッチ上でその才能を発揮させられる』ということで、それは実際に彼らがやっていることなのです。」

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大勝したユナイテッド戦後のインタビューということで、ロジャースも自信満々ですね。

18ヶ月でここまで良いチームを作ってくれるとは本当に期待以上です。これからロジャースリヴァプールの黄金時代を築いていってほしいですね。

 

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