ロジャース「とてつもなく落胆している」

140506_Rodgers reflects on  disappointing  night   Liverpool FC

 

ブレンダン・ロジャース監督は、セルハーストパークでの3点のリードからクリスタルパレスに3-3と追いつかれたゲーム後、落胆を隠すことが出来なかった。

 
リヴァプールはジョー・アレンのプレミアリーグ初得点で先行し、さらに後半2つのゴールでリードを広げた。ダニエル・スタリッジの低いシュートはジュリアン・スペロニの前でディフレクションし、ルイス・スアレスはラヒーム・スターリングとパス交換しリヴァプールの3点目を決めた。しかし、パレスは引き止められず、最後の死に物狂いの11分で、ダミアン・デラニーが1点目、2,3点目はドワイト・ゲイルと3ゴールを上げ、トニー・ピューリスのチームはリヴァプールを黙らせ、1ポイント獲得した。

 

ロジャース監督は試合後、このように語った。

 

「とてつもなく落胆しています。78分間、私たちは傑出していましたし、やろうとしていたことが全て出来ていました。ソリッドに守れてましたし、危ない場面も多くなく、ボールをコントロールしていました。3ゴールを奪った後も1つか2つさらに得点出来たように思います。」

 

「ですが私たちは我を忘れてしまい、もう1,2点取れるかもという気持ちが守備の構成を壊してしまいました。苦労して3-0にしたのに終了間際に3ゴールを許すなんて本当に落胆していますよ。」

 

「今夜の試合は勝利が必要でした。ハーフタイムで安定させ試合を作り直し、我々は後半すぐに2ゴールを上げました。後半30分は試合を支配していました。さらにいくつかチャンスを作り、点を決められそうでしたが、徐々にゲームを支配できなくなりました。3-0の時、相手は全く試合に入れていなかったので我々は少し調子に乗ってしまいました。明らかに彼らには素晴らしい選手がいて、我々には罰が下りました。」

 

「これらは私たちが次のシーズンに向けて改善しなければならないことです。昨シーズンの我々はより良くならなければいけませんでしたが、実際今シーズンの我々は大きく進歩しています。試合をコントロールしていながら1ポイントしか得ることが出来なかったことにとてもがっかりしています。」

 

試合終了のホイッスルが吹かれると、リヴァプールの選手たちはピッチ上で感情的な姿を見せたが、ロジャースはアウェー側のドレッシングルームでも想像通り落胆の空気に包まれていたと語った。

 
「3-0でリードしていて追いつかれると何かを失ったような気分になります。ご想像の通り、ドレッシングルームはとても静まりかえっていて選手たちは非常にショックを受けていました。78分間、我々は試合をコントロールしていましたからね。いくつかのプレーや、そして、守備だって良かったです。しかし最後の12分間、全くまとまって守れていなく、酷い3ゴールを許してしまいました。」

 

「1点目は、彼らは短くプレーし、簡単にシュートを打たせてしまいました。ディフレクションでしたが、我々はまだ立ち直らなければなりませんでした。2点目はコーナーからです。我々はボックスの角でスクエアなパスをしましたが、それが決定的でした。彼らには足の早いプレイヤーがいて、速攻はあっという間です。ゲイルとボラシエが前線に飛び出し、若いトーマス・インスが続きます。」

 
「彼らは2ゴールを上げ、3点目を取りに来ていました。彼らには勢いがあり、我々は選手交代をしてもう一人ディフェンダーを入れようとしましたが、3点目を決められてしまいました。この時間に起きた正気ではないことは、我々がこの先改善していかなければならないものです。」

 

この試合結果でリヴァプールはプレミアリーグ暫定トップに立ちましたが、1ポイント差のマンチェスター・シティーはリヴァプールより1試合消化が少ない。マヌエル・ペジェグリーニのチームはアストン・ヴィラとウエスト・ハムと最後の2試合をエティハド・スタジアムで戦う。ロジャースはシティーが優勝の大本命でそのまま優勝を勝ち取るだろうと認めた。

 

「我々はプレッシャーをかけ続けるために勝利が必要でした。間違いなく、リーグの行方はマンチェスター・シティーの手中にあります。我々が勝つことで彼らに次のアストン・ヴィラとのゲームへのわずかなプレッシャーを与えたはずでした。」

 

「私は確信していますが、ヴィラは今シーズン他のトップ4相手にしたように攻めてくるでしょう。難しい相手です。しかしマンチェスター・シティーのメンバーを見ると、誰もが試合に勝つと思うでしょうし、彼らはそうするでしょうね。」

 
ロジャース監督は試合終了時は失望を隠せなかったものの、81ポイントを獲得している今シーズン全体には満足している。

 

「シーズンで99ゴールです。私が来る前のシーズンは47ゴールで終わっています。なので我々は進歩し続けていると言えますし、非常に誇りに思っています。シーズンが終わって改めて振り返った時にリヴァプールFCにとってとても素晴らしいシーズンだったと思えるでしょうね。」

 

「勝つべき試合を引き分けてしまったので今は痛みを感じずにはいられませんが、こういうところを来季は改善していきたいし、それが出来れば我々は更に前進を続けられるでしょう。」

 

「我々は今年大きく前進しました。しかし、私はタイトルを獲得するためにここにいるのです。そのチャレンジは過酷なものでしょうが、だからこそここへ来ました。今シーズンは我々に素晴らしい希望を与えてくれました。私たちはこれを続けていきます。私たちは戦い続け、ハードワークを続け、来シーズンはさらに前進します。そしてまたタイトル争いにチャレンジしたいですね。」

 

 

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このインタビューによると、ロジャースは2点目を取られた後でディフェンダー(アッガー?)を入れようとしたと言っていますね。

 

その時に誰がアップしていたか映像を見返さないと分からないのですが、その割には2点目を決められた5分後にモーゼスを入れてるんですよね。(さすがにそれは無いと思いますが)仮にそれまでアッガーがアップしてなくてすぐに出せなかったとしても、ちょっと判断が遅かったですかね・・。どうでしょうか。

 

まあその辺りが自身の中でも反省としてあるのでしょうね。何度もこの時間帯に起きたことを来シーズン改善していくと言っています。これは単純にディフェンス陣のクオリティだけではなく、交代カードの使い方、ベンチからの試合の流れのコントロールといったところも含まれているのだと思います。

 

まあそれでもロジャースが言うように、今シーズンは後から振り返って、クラブにとっても歴史的なシーズンになると思います。来週のアンフィールドはその締めくくりに相応しい素晴らしい試合を見せてほしいですね。

 

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