リヴァプールはワールドカップのイングランド代表を決めたサウサンプトンのアダム・ララーナを、この夏の最初の移籍ターゲットとして入札金20万ポンドを用意している。
26歳の彼はプレミアリーグで最も好評価な選手の一人で、今季のPFA年間ベストイレブンにも選ばれている。ここでは彼がレッズにもたらすであろう6つの重要な資質、ロジャースが彼をアンフィールドへ引き寄せるべきものを紹介する。
『創造力』
ララーナはいくつかのヨーロッパサッカーにおける最もクリエイティブな才能と比較されてきており、セインツの監督であるマウリシオ・ポチェッティーノはほぼ間違いなく彼の大ファンである。2月のフラム戦の後、ポチェッティーノはこう宣言した。
「私の考えですが、もしララーナがブラジル国籍やスペイン国籍だったら、もし彼がマタ、オスカル、アザールもしくは別のそういった選手の代わりでも、確実に彼はナショナルチームに入りますよ。本当にそう信じています。」
3月になると、比較のレベルは上がった。
「彼はイニエスタやシャビ、セスク・ファブレガスのようなスキルを持っています。アダムはとてもユニークで特別な存在です。」
ララーナは今季のプレミアリーグで38試合出場し、68回のチャンスを作り出し、アシストを6回決めている。彼の3度目のイングランド代表での出場となった3月のデンマーク戦、彼は途中出場し、ダニエル・スタリッジの決勝点をアシストした。
彼の最大の試験はこの夏、ワールドカップにて最もタイトなディフェンスを突破できるかのタスクを課せられた時である。
『得点力』
ララーナは味方に点を取らせるだけでなく、彼もまた点を取る。
彼は今季、プレミアリーグでの9ゴールとFAカップの1ゴールで二桁得点を記録し、リーグを駆け抜けるセインツのゴールに対する鋭い目を示していた。
彼は2009-10シーズンにはリーグ1で20得点、翌年には11得点を上げ昇格を決めた。チャンピオンシップでの14得点の後、彼のプレミアリーグデビューシーズンはゴール数に関しては残念な年でわずかに3であったが、彼は2013-14シーズンにシューティングブーツを再発見した。
今シーズン、重要な得点をオールド・トラッフォードとホワイト・ハート・レーンで決めていて、ウェストブロム相手の決勝点、1月のタイトル争い中のアーセナル相手にも決めている。
彼は得点の取り方を知っている。
『多才』
適応能力の高さは彼の傑出した資質の一つだ。彼は多様な攻撃的ミッドフィールダーやフォワードのポジションでプレーすることができ、最もよくプレーするのはメインストライカーの後ろの攻撃的な3枚のどこかだ。
彼が両足で同じようにプレーが出来ることは、彼は右サイドや左サイド、時には真ん中で出場することが出来るということを意味している。彼はまた必要であればより深い位置でもプレーすることができ、これらは彼をプレミアリーグで最も万能なプレイヤーと呼ばれる理由となっている。
3月のニューカッスル戦で彼は素晴らしいロングシュートを左足で決めた。4-0でアラン・パーデューのチームを下した後、彼はこう語った。
「僕は子どもの頃から両足を使っているんだ。どっちの足を使うべきかなんて考えないから素晴らしいよ。」
彼の多才さはブレンダン・ロジャースをとても惹きつけるだろう。ララーナはダイアモンド型の中盤の4つのポジションのうち3つでプレーができ、そして4-3-3、4-4-2のシステムでも中盤でプレーすることが可能だ。
Adam Lallana created more chances in the Premier League this season (68) than any other English player. pic.twitter.com/iJZQdBwuZC
— Squawka Football (@Squawka) 2014, 5月 12
『リーダーシップ』
ララーナは2012年からサウサンプトンのキャプテンマークを巻いている。彼はキャプテンとしてチームのプレミアリーグ帰還を率い、2012-13シーズンの開幕戦で前年度のチャンピオンであるマンチェスター・シティー相手に3-2で敗れたがゴールを演出している。
年上でより経験のある選手がサウサンプトンにはいるが、ララーナは12歳の時からクラブに所属し、天性のリーダーであるように思える。
同じくサウサンプトンでの生え抜き選手であるルーク・ショーは最近こう語った。
「彼については何だって言えるよ。彼はアカデミーでやってきたことを教えて、アドバイスをくれたんだ。」
『不変性』
ララーナは今シーズンのサウサンプトンのプレミアリーグの全試合に出場した。37試合で先発、1試合は途中出場だった。
彼は2013-14シーズンはトータルで45試合(イングランド代表含む)に出場し、昨シーズンは30試合だった。彼はセインツのレギュラーに2008-09シーズンになり43試合出場、翌年は56試合、さらに翌年は46試合と出場している。
ララーナはマウリシオ・ポチェッティーノがチームシートに書く最初の名前の一つで、これは彼があの細い体格にも関わらず、プレミアリーグの厳しいフットボールに耐えられることの証明である。
『経験』
ララーナがセインツで6年間レギュラーだったという事は、彼がまだ26歳になったばかりにも関わらず経験豊富であるということを意味している。
彼のサウサンプトンでの経験はリーグ1、チャンピオンシップ、そしてプレミアリーグと渡り、代表でも各年代のイングランド代表を経験している。
ララーナはリーグ戦229試合に出場しており、もし彼がこの夏にリヴァプールに移籍すれば、彼はクラブの最も経験豊富なミッドフィールダーの一人となるだろう。
リーグ戦出場に関してはスティーブン・ジェラードの475試合がもちろんトップだが、ララーナはルーカス・レイバのイングランドでの176試合、ジョーダン・ヘンダーソンの183試合、ジョー・アレンの183試合、ラヒーム・スターリングの60試合、フィリペ・コウチーニョの46試合を上回る。
彼は決して新人とはいえない。
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最近、リヴァプールへ移籍濃厚とされているララーナですが、そんな彼を推す記事がありました。
ホジソンもワールドカップ前に去就ははっきりさせろと言ったとかって話もあるので、近いうちに決まるかもしれないですねー。
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いつも楽しく読ませていただいております
好評化が好評価の誤字だと思われます
ご指摘ありがとうございます!
修正いたしました。