ファビオ・ボリーニはクラブがこの夏、彼を二度に渡って放出しようとしたにも関わらず、リバプールFCでの成功を信じていると語っている。
リバプールはこの夏の移籍期間中にサンダーランドとQPRからボリーニに対するオファーを受けた。ブレンダン・ロジャース監督は彼にもしアンフィールドに残るのであれば出場機会はとても限られたものになると伝えていた。
しかし、ボリーニはその2つのオファーを拒否し、マージーサイドに残りポジション争いに加わることを選んだ。彼は未だに今季出場機会を与えられていないが、彼がリバプールに残ると決断したことは金銭的な理由によるものではないと強調している。
移籍市場が閉じ、彼は続けてツィッターに投稿した。
「このような重要な決断をすることが出来て、とても幸せだ」「僕は一人の人間として、選手として権利を守ったんだ」「こんな状態にした僕にも責任はある」
その数日後、彼は有名なリバプールファンサイトの記事をリツイートした。その記事では彼のQPR移籍を受けなかった決断を擁護していた。
「君は僕の心が読めている」
ボリーニはその記事を書いたニール・アトキンソンに語った。
そして、イタリアのサイト「gianlucadimarzio.com」でのインタビューで、ボリーニはアンフィールドで実力を証明したいという欲望、そしてクラブとの間には何も問題が無いと主張した。
「移籍市場は嵐のようだったね。今、それは過ぎ去り僕に残された問題は無い。僕はチャンピオンズリーグのリストに含まれているし、トレーニングも上手くやっている。この夏、多くの話をする時間があったけど、大きな意見の相違はなかったんだ。」
「僕の願いはトップクラブでプレーすることで、リバプールはまさにそのトップクラブなんだ。決定的な問題は無かったよ。僕は自分の目標が何であるか、どうすればそこに到達出来るのかを知っているんだ。リバプールに残るというのはその一つだったね。僕は全ての大会で優勝を目指している素晴らしいチームにいる。それがまさに僕が求めていたことなんだ。」
ボリーニは競争はより激しくなることは自覚している。同じイタリア出身のマリオ・バロテッリがクラブに加わった。ダニエル・スタリッジとラヒーム・スターリングも既に揺るぎない地位を築いている。
「ここに残ったのは、僕は自分がプレーできると思ったからなんだ。これは大きな成果を切望しているわけでも、自分の居場所を維持するということではないよ。僕はそういうのを求めているわけじゃないんだ。リバプールに残ったのは、ここで競争できると思ったからだよ。」
「もちろん、ここには素晴らしい選手たちがいるけど、故障した選手がいては全ての大会で勝利することは出来ないね。僕は大きな大会を通してチームの役に立ち、日々成長していきたいんだ。」
「僕はロジャース監督ととても良い関係だよ。僕はネガティブな感情無しにプロフェッショナルな関係を彼と築いているんだ。」
「今年、僕はこれまでの自分に比べて大きく成長していきたいと思っている。10点以上を決めたいね。そして特に、イタリア代表にも呼ばれたいよ。僕は自分が求めているもの、トップチームにいてふさわしいものを取り戻したいんだ。」
「昨年は僕はローンでサンダーランドで気持よく過ごしていた。素晴らしいシーズンだったね。僕らは降格を信じられないところから逃れる事ができたんだ。僕は10点決めたけど、これはプレミアリーグでは決して簡単なことではない。そして、今はリバプールでも自分の実力を証明したいんだ。」
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クラブからは実質戦力外を言い渡され、昇給の話も蹴ってリヴァプールでポジション争いをしたいと言ってくれたボリーニ。
イングランド代表の練習中にスタリッジが怪我したということで、さっそくボリーニにもチャンスが回ってきそうですね。すぐに出場機会とは難しそうですが、持ち前の(?)ひたむきさで粘り強く結果を出してほしいですね。こういう気持ちのこもったプレーをする選手は応援したくなりますね。
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