「数字で見るユルゲン・クロップ監督のリバプール1年目」

ユルゲン・クロップ監督のリバプールの監督就任1周年にあたり、彼のチームがこれまでに残した19個の興味深い数字を見てみよう。

マインツやボルシア・ドルトムントでの成功によりヨーロッパを代表する戦術家となっていたユルゲン・クロップが、リバプールの新監督にサインをしたのは2015年10月8日である。クロップが信頼するコーチ陣、ゼリコ・ブバチとピーター・クラビーツを引き連れ、彼らのスキルや経験がピッチ上でのパフォーマンス向上をチームにもたらした。

そして、1年があっという間に過ぎた。

クロップ監督はリバプールを国内リーグカップ、ヨーロッパリーグと2つのカップ戦の決勝まで導いたが、それぞれ結果は残念に終わった。そして、新シーズンを戦う基礎を作る初めてのプレシーズンが始まった。

今、クラブのデータ分析スタッフであるGed Reaに協力してもらい、クロップ監督が指揮をとったこの1年間を数字で振り返ってみたい。

「113」
リーグ戦とカップ戦であげたゴール数。エムレ・チャンがFCルビン・カザン相手に決めたのが1つ目のゴールだ。

「76」
試合開始後、最速で決めたゴールはダニエル・スタリッジによる2016年4月のニューカッスル・ユナイテッド戦のゴールだ。これがクロップ監督の76ゴール目。

「61」
これまでクロップ監督が全ての大会で戦った試合数。

「51」
シモン・ミニョレとナサニエル・クラインが持っているクロップ監督の元で最も出場している試合数。

「49.18」
クロップ監督就任後の勝率。

「49」
リバプールのゴールが決まった時間の平均。（49分）

「30」
勝利数。初勝利はリーグカップのボーンマス戦だった。

「24」
カップ戦の試合数。ヨーロッパリーグ13試合、国内リーグカップ7試合、FAカップ4試合。

「23」
クロップ監督の元で得点をあげたリバプールの選手の人数。

「22」
クロップ監督が選出した最年少スターティングイレブンの年齢。FAカップのエクセター・シティ戦で22歳と319日。

「20」
全コンペティションで達成したクリーンシートの試合数。

「19」
交代出場した選手が決めたゴール数。最多はクリスティアン・ベンテケの6ゴール。

「16」
クロップがデビューさせたリバプールの選手。コナー・ランドールはリーグカップのボーンマス戦で公式戦デビューした。

「15」
最もゴールを決めているのはフィリペ・コウチーニョとロベルト・フィルミーノで、ともに15ゴール。

「11」
4ゴール以上決めた試合数。5試合はアンフィールドで、6試合はアウェイであった。

「9」
クロップ監督の元でキャプテンとしてプレーした選手の数。ジェイムズ・ミルナー、コロ・トゥレ、ルーカス・レイバ、ジョーダン・ヘンダーソン、クリスティアン・ベンテケ、ジョー・アレン、ホセ・エンリケ、ジョン・フラナガン、マルティン・シュクルテル。

「9」
リバプールに与えられたPKの数。これらは全て成功している。

「8」
逆転勝利の数。そのうち6試合はアウェイ戦だ。

「6」
クロップ監督の元で上げた一試合最多ゴール数。アストン・ヴィラ戦で6-0で勝利した。

========

10月8日でクロップが監督になって1年ですね。この1年間本当にあっという間でしたが、思い返してみるとヨーロッパリーグの決勝に進んだり、その中で劇的な試合がいくつもあったり、とにかくチームに勢いがつきましたね。結果はまだまだ何も成し遂げられてませんが、メンバーも良い感じに定着してきましたし、今年は何らかのタイトルを獲得してほしいですね。

僕はロジャース前監督も好きでしたが、本当にクロップが監督になって良かったと思います。

ユルゲン・クロップ　選手、クラブ、サポーターすべてに愛される名将の哲学