リバプールが昨年のグディソン・パークでのマージーサイド・ダービーから変わったものとは

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前回のグディソン・パークでのマージーサイド・ダービーの後、ロジャース前監督が解任され、リバプールはどう変わったのか。

 

リバプールが最後にグディソン・パークに行った時、彼らは不安の中で試合をしていた。2014/15シーズンの最後に優勝を逃した後、マンネリで型にはまり非難を浴び続けたロジャース監督の元で、自信を失ってしまったチームがそこにあった。

 

2015年10月のマージーサイド・ダービーの3日前、リバプールはヨーロッパリーグでFCシオンとのアンフィールドでの試合を1-1と引き分け、ファンの間では怒りとフラストレーションがたまっていた。

 

「私は何も探していないし、何も心配していない」と、当時のロジャース監督はエヴァートンとの試合前夜に、リバプールのオーナーであるフェンウェイ・スポーツ・グループからの自分の立場について語っていた。

 

「それはまだ早い段階ですし、我々は好転しつつあります。冷静にみることが重要で、事態は落ち着いていくでしょう。」

 

しかし、試合の結果がどうであれ、彼の運命はすでにボストンで決まっていた。

 

実際に試合は、監督のためにプレーを停止したチームのパフォーマンスではなかったが、難しい1-1の引き分けによって、バラバラとなってしまった。 KOP達は、勝点1を持ち帰れた安堵感をもってスタンレー・パークを横切り家路に着いた。リバプールはプレミアリーグの8試合で12ポイント、10位となっていた。

 

実際のドラマは、試合終了して数時間後に起きた。ロジャーズが彼の3年半におよぶ監督生活の終わりを告げられた。

 

わずか数ヶ月前にFSGが移籍市場で8000万ポンドの収入を得て、ロジャース体制の見直しをかけたことは無慈悲な行為だったが、それは正しい動きでもあった。リバプールは復活する必要があったし彼らには統一する力が必要だった。そして、FSGはそれを成し遂げるための完璧な男を用意していたのだ。

 

リバプールは、ユルゲン・クロップ監督によって非常に異なるチームとなって、14ヶ月振りにグディソン・パークへ戻ってくる。当時の彼らは順位表の中位でもがいていたが、今では本物のタイトル争いをしているチームとして浮上している。

 

先日のミドルスブラ戦の大勝は、相手にとって2008年以来最悪のホームでの敗北であり、リバプールにとってはダービーに向けての完璧な準備となった。プレミアリーグで最も得点を上げているリバプールは、ボーンマスとウェストハムに対する挫折の後、自信を再び取り戻した。彼らは、フィリペ・コウチーニョがいなくても攻撃力が衰えていないことを証明した。

 

アダム・ララーナは6ゴール6アシストでダービーへ向かうことになり、今シーズンのプレミアリーグのゴールランキングで英国の選手では彼がトップとなっている。ロベルト・フィルミーノはここ最近不調であったがサイドで活躍し、ディボク・オリギの連続得点を演出した。彼も好調のままダービーに臨めそうである。

 

また、シモン・ミニョレは再び奮起している。クロップ監督はロリス・カリウスに代わってミニョレを起用することを決めた。月曜日、照明に照らされたグディソン・パークでは、自信を失った若手キーパーのための場所にはならないだろう。

 

ミニョレ、ナサニエル・クライン、ジェイムス・ミルナーは、昨シーズンもグディソン・パークで戦った選手となるだろう。

 

マルティン・シュクルテルが移籍し、ママドゥ・サコーが追放され、ダニー・イングスとフィリペ・コウチーニョが負傷した。一方、エムレ・ジャンとダニエル・スタリッジは出場できるかどうかの瀬戸際であり、アルベルト・モレーノとルーカス・レイヴァがサブチームの中で選出されそうである。

 

今度のダービーでクロップ監督が起用するであろう11人のうち8人がクロップがリバプールに来たときには既にアンフィールドでプレーしていたという事実は、クロップがまだ移籍市場で本領を発揮していないということを表しているだろう。しかし、クロップのは移籍取引で利益を出すことでFSGが望んだものを正確に行っている。彼はまだ何も達成していないチームを継承し、より多くの結果を出した。

 

選手とファン、両者ともに疑っていた者も信じる者へと変わってきている。

 

今度のマージーサイド・ダービーは間違いなく、今年4月のクロップ初となったアンフィールドでのダービーよりも厄介なものになるだろう。その夜、ロベルト・マルティネス率いるエヴァートンを崩壊させ、リバプールは際立っていた。

 

ロナルド・クーマン監督の下で、エヴァートンは別のチームとなっている。先日のアーセナル相手に勇敢な勝利をした彼らを相手にするには、心を集中させるべきである。リバプールは、同じようにやられないように気をつける必要がある。グディソン・パークへ初めて向かうクロップ監督は、ボクシング映画「クリード」を見てのウォームアップし、金曜日にメルウッドで会見を開いた。彼はエヴァートンに敬意を払いながらも、ノックアウトパンチを与えられると自信を持っている。

 

「ダービー関して良いことは、誰もがそれがどれほど大きいのかを知っているということで、私はそのことをたくさん言う必要はないね。」と彼は言った。

 

「サッカーは世界で最も重要なことではないが、月曜日の夜、リバプールにおいてこの90分は、そうだと言えるだろう」

 

前回、KOPは恐れながらグディソン・パークへ向かった。 今回は楽しみながら行けそうである。

 

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思えば、ロジャースは去年のグディソン・パークでのマージーサイド・ダービーの後で解任されたんですよね。昨年10月のことですが、もう何だか遠い昔のようです・・・。

 

当時の試合レポートを見ても、メンバーが違いすぎててびっくりしますが、一番はチームの雰囲気が変わりましたよね。本当に監督って大事な存在だと思います。

 

さて、順位に関係なく負けられないマージーサイド・ダービー、楽しみですね。

 

YNWA!

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