「”マラソンマン”ヘンダーソンは英代表に100%マッチする」

140211_Marathon man Jordan Henderson perfect for Roy Hodgson s England squad  insists Brendan Rodgers   Mail Online

 

リヴァプールがアーセナルを撃破する間、ブレンダン・ロジャースはジョーダン・ヘンダーソンのプレイを評し、彼が6月にマナウスでプレイする姿を思い描いた。

 

「3人のイングランド代表のミッドフィールダーがいましたね。スティーブン(ジェラード)は、走って相手のエリア内で得点を狙えてプレスもできる二人の攻撃的なプレイヤーの後ろで主にプレイをしていました。ジャック・ウィルシャーは素晴らしいプレイヤーですね。彼はおそらくベストなコンディションではなかったでしょうが、才能豊かで、両サイドでプレイができます。」

 

「ジョーダン・ヘンダーソンはスティーブンがすぐ後ろにいるということで戦術的にもとても成長しています。(イングランドにとって)この3人より良いプレイヤーを選ぶのは難しいでしょうね。」

 

時間が経てば分かることだが、イングランド代表監督ロイ・ホジソンがこのリヴァプール監督の意見を共有していていなくても、ヘンダーソンがワールドカップでのイタリア相手の初戦のスターティングメンバー入りの候補に上がっていることは疑う余地はないだろう。
今シーズンはヘンダーソンの理想通り進んでいる。リヴァプールが昨年夏、プレシーズンツアーで訪れたジャカルタのホテルで彼はインタビューに答えている。

 

「何も言い訳は出来ないよ。」

 

それ以前に、ヘンダーソンの名前は、160万ポンドの値がつけられその期待が重荷になって苦しんでいるという批評を受けていた。それからしばらくして、アレックス・ファーガソンの自伝に、ヘンダーソンの走り方に関する興味深い意見が載った。

 

「(あのような走り方は)そのうち致命的な怪我を引き起こすだろう」

 

ヘンダーソンの活動性や力強さが、今のリヴァプールの心臓部分に影響を与えているとすれば、ファーガソンの考察は突拍子もない事のようにみえる。アーセナル戦における彼の容赦無いパフォーマンスを見ると、誰も彼以上にひたむきに全力疾走することは出来ない。

 

しかし、献身的に走るということ以上に、彼のボールをつなぐプレイも評価できる。彼は6アシストし、1,314本のパスのうち86%を成功させている。

 

もっと彼の数字面に目をやると、EURO2012の準々決勝で交代出場して以来、彼にとって2度目となるメジャー大会でのイタリア戦に出さないといけないとより思うだろう。

 

ロジャースはこう語る。

 

「彼はとても飲み込みが早いことを彼自身が証明しています。学習能力があったなら、仕事をこなし、プロフェッショナルであることに努めることで、そうすれば大きなチャンスが巡ってきます。これは若い全選手に対しても言えることです。我々は共にこれから望む未来を作っていくことができるでしょう。この数年でクラブの歴史を作り上げていく大きなチャンスがありますが、当然我々はそれに人生を捧げなければならない。」

 

単純に言っているように聞こえるかもしれないが、ヘンダーソンは正しくトレーニングをし、正しい生活を送っている。しかし彼のチームメイトは、プロフェッショナルな彼の唯一の野心が才能を使っていると思っている。

 

一方、彼は昨年の夏にはじめて父親となり、大きな満足感を得た。

 

これらを念頭に置くと、彼は数カ月後のワールドカップを戦うイングランド代表の23人に完璧にふさわしいと思える。メジャー大会で勝ち上がる可能性が高い国たちは、あまり手のかからない使い勝手の良い選手を連れて行くが、ヘンダーソンはまさにそういった選手だ。

 

「私達は若いプレイヤー達の優れたパフォーマンスを目にしますが、ヘンダーソンも他の選手達と同様に強い信念を持っています。彼は優れた身体能力を持ち、試合の最後までプレスを続ける選手という評価を得ています。私はゲーム中に見せる彼の戦術的なアイデアにとても感動していますし、イングランド代表でこれから長い間プレイする準備ができていると思いますよ。」

 

彼は2010年11月のフランス戦でのデビュー以来、代表で7試合に出場しているが、その数字は今の調子を維持できれば増えていくだろう。そしてもし今彼が移籍市場に出たとしたら、2011年にリヴァプールがサンダーランドに支払ったのよりも値が張るだろう。

 

ロジャースはアンフィールドに来て間もない頃、ヘンダーソンが望むなら、フルハムへ移籍する機会があると彼に伝えた。ヘンダーソンはそれをはっきりと固辞し、(リヴァプールで)より良い選手になると誓った。今、彼には(ブラジル行きは明記されていないが)新しい契約が準備されている。

 

「彼がやっていることはまさにチームが欲していることなのです。彼にはさらなる輝かしい未来がありますし、これからますます成長していくでしょう。向上心もありますし、クラブが彼をチームに長く留めておきたいと考えていると私は確信していますよ。」

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(これはデイリーメール紙の記事ですが、結構所々訳すのが難しく、ちょっと自信が無い部分がありました・・・。)

 

ヘンダーソンはまさに「マラソンマン」。彼みたいにピッチ上に何人いるんだ?って思わせるような献身的な選手は本当に貴重ですよね。そして怪我もせずに試合に出続けてくれる。

 

それまでチームに大きく貢献してきたカイトを冷遇し、移籍してきて全然結果が出ない彼が使い続けられたということで、当時かなり厳しく言われていましたし、僕自身も色々複雑な思いをしていたのを覚えています。その辛い時期を乗り越えたからこそ、今のヘンダーソンやチームがあるんですね。。本当によく頑張ったと思います。

 

ルーカスにしても、ヘンダーソンにしてもホームのスタンドからブーイングされるくらいの逆境に立たされながらも信頼を勝ち得た選手というのは本当に我々サポーターからしても愛着がありますし、ますます応援したいと思いますよね。イングランド代表でも輝いてほしいと思います。

 

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■記事に出てた英語表現

 

relentless 容赦無い

Take his relentless performance against Arsenal: nobody covered more ground or sprinted further.

アーセナル戦における彼の容赦無いパフォーマンスを見ると、誰も彼以上にひたむきに全力疾走することは出来ない。

 

join 移籍する

Yet not long after Rodgers arrived at Anfield, he informed Henderson there was an opportunity for him to join Fulham, if he wanted to take it.
ロジャースはアンフィールドに来て間もない頃、ヘンダーソンが望むなら、フルハムへ移籍する機会があると彼に伝えた。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。感想をコメント欄やTwitterで送っていただけると嬉しいです!

 


4 Responses

  1. 匿名 2014/02/11 / 20:53

    フラム戦に出場するじゃなくてフラムに加入するじゃないでしょうか?たぶん去年の夏の市場でフラムへ売却の話だと思います

  2. fukt 2014/02/11 / 23:54

    >匿名さん

    コメントありがとうございます。
    なるほど、デンプシー獲得の時のことですね!今度のフルハム戦で手首骨折にギプスして出ることをいってるのかなぁ・・・と混同していました(苦笑
    (修正させていただきました)

  3. メルウッド 2014/03/11 / 01:03

    本当にヘンドの成長目を見張るものがありますね。
    ユナイテッドとの争奪戦で本当に獲れてよかったなと今は心から思います。
    「マラソンマン」というニックネームを持つ本家デシャンに負けないくらいの偉大な選手になることを期待します!

    • fukt 2014/03/11 / 02:36

      >メルウッドさん

      コメントありがとうございます!
      ヘンドはケニー時代のダメダメだった時から応援しているので、この状況が本当にうれしいです!前向きな姿勢と怪我しない身体がすばらしいですよね。

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