ロジャース「価値ある1ポイント」

140203_Rodgers  That may prove a point gained   Liverpool FC

 

ブレンダン・ロジャース監督は日曜日のウエスト・ブロムとの1-1のドローゲームを長期的な視点で見ていて、この1ポイントがシーズン終了までに大きな意味を持つことになると語っている。

 

リヴァプールは前半にダニエル・スタリッジによる得点でリードした。この得点はスアレスがファーポストに上げたボールに丁寧に詰めたスタリッジの、プレミアリーグでの50得点目だった。

 

元エヴァートンFWで見覚えのあるヴィクトル・アニチェベが交代出場で入ってきて強烈なシュートを放ち、ホームチームは引き分けを確保し、リヴァプールは2月を白星スタートで飾る野望が打ち砕かれた。ロジャースは最後の笛が鳴っても落胆することはなく、代わりに昨シーズンと今シーズンのウエスト・ブロムとの結果の違いについてを強調した。

 

「我々は試合をコントロールしていました。それほどチャンスは多くなかったですが、ポゼッションを高め、ボールを持てば相手に脅威を与えていたと思いますね。ミスをしてしまったのは不幸でしたし、我々はその罰を受けました。きっと我々はそのうち1ポイントが得られて良かったと思えますよ。」

 

「今の我々からすると、昨シーズンはホームでもアウェイでもウェスト・ブロムには負けているので、6ポイントのうち4ポイントを得られたのは進歩しているといえますね。アウェイに来て1ポイントを得てがっかりするということは、チームが成長しているということです。ここまで我々はとてもよくやっていますよ。」

 

「我々は残り14試合というところで、まだ素晴らしいポジションにいます。これからいくつかビッグゲームがありますが、選手たちは目的に向かって進んでいますよ。私は選手たちに満足していますし、我々が目指しているところへ最後まで戦います。]

 

後半、センターバックのコロ・トゥレは、相手フォワードのアニチェベに真っ直ぐパスを渡すミスを犯し、ウエスト・ブロムに同点とするチャンスをプレゼントしてしまった。監督は、彼がそのミスに対しての落胆していることを明らかにしたが、このような出来事は彼が求めているフットボールの哲学やスタイルには付き物だと主張している。

 

「時々フットボールをプレーするには代償が必要です。まず彼はパスを受けるべきではなかったですね。しかし我々にとって教訓になりました。我々は18ヶ月に渡りフットボールをする勇気や勇敢さを示しているから、今このポジションにいるのだと私は言いました。後ろからゲームを組み立てるというのはそういうことの一部で、残念ながら今シーズン初めてそれで痛い目にあいました。彼は経験有る男なので、明らかなミスを犯したと理解しています。」

 

「彼はとても誠実な男ですので、そのことで大きく落胆しています。しかし彼がボールを受けた勇気を責めることはできません。彼は誤ったパスをしましたし、アニチェベは良いシュートを放ちましたね。」

 

「残念ながら、我々は2ポイントを逃してしまいましたが、きっとシーズン終了時には1ポイントを得ることが出来たと思えるでしょう。長くビルドアップしていかなければならない時がありますが、それは強制できません。彼らの意思決定なのです。20ヤードスペースがないと、ボールを受けるなと選手たちに言えますか?決して言えませんよ。何故なら我々がやってきたことだからです。エキサイティングなプレイというのは時に我々を脅かすものです。しかし今日はそれほど多く後ろからプレイしていません。それも意思決定だったのです。」

 

試合結果はリヴァプールをプレミアリーグの4位により近付け、わずかにそのライバルたちであるエヴァートン、トットナム・ホットスパー、マンチェスター・ユナイテッドと差を広げた。今日のパフォーマンスが5月に重要な意味を持つという彼の信念を繰り返すと、KOPたちに前向きに行くように指摘した。

 

「ディフェンス陣について異議を唱えることはできませんよ。もちろん、彼は良いプレーをしようとしてミスを犯しましたが、とてもソリッドに見えましたよ。失点まで良いプレーをして試合をコントロールしていました。ゴールキーパーと4バックにはどんなトラブルも無かったですよ。」

 

「チーム全体が良かったですよ。しかしもちろんミスを犯し、そこからホームチームに少し勢いを与えてしまった。私は選手たちを誇りに思ってます。プレミアリーグのアウェイゲームででミスをした時はそこからホームチームに2-1とされてしまうこともあり得ましたからね。しかし我々は自分たちをもう一度立て直し、敵陣にボールを運びました。我々は少しシステムを変えたことで違いが出てきましたし、ルイスがうまく抜け出す得点のチャンスもありましたね。」

 

「今シーズンの我々の攻撃陣が輝いているからといって、毎週4~6点を期待できるものではありません。ピッチも我々の流動性を得るには難しいものでしたね。」

 

「しかし、我々は1ポイントを獲得し、昨シーズンは0だったウエスト・ブロムに対してのポイントを4/6としました。もちろんがっかりはしていますが、ポイントを得ることが出来たと捉えていますよ。」

 

「我々は今週の強敵相手のタフな試合日程で合計4/6ポイントを得ることができた。私はそれほど心配していませんよ。」

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どこまで本気か微妙ですが、あのミス以外はチームの出来を褒めてますね。(監督というものはある程度そういうものだと思いますが)

 

後から思うと、ゲームプラン的としては、結構省エネで勝とうとしていたところがあったのではないかなと思ったり・・。

それにしてもコロは本当に反省してそうで、ロッカールームでもチームメイトに「本当に申し訳なかった」って謝る姿が思い浮かびます。

 

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■記事に出てた英語表現

 

share the spoils 引き分ける

A familiar face ruined ambitions of a winning start to February, however, as former Everton forward Victor Anichebe marked his substitute appearance with a powerful drive to secure a share of the spoils for the hosts.

元エヴァートンFWで見覚えのあるヴィクトル・アニチェベが交代出場で入ってきて強烈なシュートを放ち、ホームチームは引き分けを確保し、リヴァプールは2月を白星スタートで飾る野望が打ち砕かれた。

 


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